4月29、30 

宿の空きと天気を見比べ、チャンスを窺っていた。外国の長期予報のサイトまで探し、自分の経験と勘も加えて、、、決定したのは一週間前。

バスの時間を逆算して、暗いうちに自宅を出たが、一番バスの時間には間に合わなかった、、、。ならば、マイカー規制の手前まで行こう、と三本滝まで移動。しかし、これは意味なし行動だった。

 

11:16三本滝-11:49屋根板取りつき-12:42位ヶ原-13:02大雪渓下13:15-13:44位ヶ原下で昼ごはん14:16-15:31三本滝

 

まずは29日


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準備を整え、バス停で待機中、バスが来る前に撮影した。同じ画は前にも撮ったけど、始まりはここ。

登りのバスは一日3本。

始発には間に合わなかったので、我々は11:00発。

なお、そのあとは14:00なので、下りのために運行しているようなもの。実際は雪を見に行く人が乗っていくみたいなので、一応、採算は取れているかも。

バスは、新島々からと、観光センター(鈴蘭)からの増発が一緒にやってきた。値段も観光センターからと同じ。それならセンターの駐車場に止めて待ってれば良かった、と思ってもそんな情報は手に入れられなかった。そんなこんなで出発は11:16。

この時期バスは位ヶ原山荘まで。とはいえ、標高は2350m。

そこから車道を少し歩き、出発準備完了、11:49。先ずは、二本の木の向こう、屋根板をめざす。

12:13。屋根板を登ったところには、雪で曲がったダケカンバ。

去年は、強風のためこの根元で引き返した。

12:42。さらに一段登る。肩の小屋から朝日岳へ続く稜線が見えてくる。

今日は行かないけど。

その左には頂上が、、、

ズームしてみると、人、人、人。

一番バスで登るとちょうど頂上に着く時間なのね(^_^;)

たぶん夏の大雪渓停留所(のトイレ?)だけが雪の上に出ている。

これを過ぎたところで、、、

小さな木(もしかしたら大きい木なのかも、、、)が出ていた。13:02。こういうものは雪面の目標になるので、何となく止まり、腹も減ったし今日はここから下ることで一致。

13:15。準備ができたので滑降開始。

朝日岳をバックに一旦止まる。

大、大、大雪原!

13:18。わずか2~3分で位ヶ原終了。

 

ルートはあっちでいいの?

風がなくて、景色が良くて、平らでという場所を探し、遅めの昼にします。13:44。

雪を踏んで凹ませ、掘りごたつ風に足を降ろせるようにすれば、コンロの風よけにもなる。

スキーを裏返しに置けば、ベンチ兼テーブルの完成。

暖かいスープとパン、野菜なども並べて。

見える景色は雪の大斜面。

今日はシュプールがたくさん見える。

14:16。満足したところで再出発。

いきなりの急斜面でビビる妻。

14:54。それでもなんとかツアーコースと言われている所を下ってきた。

15:31。さらに三本滝に降りるときの急斜面のゲレンデを下り、バスを待った。

出発が遅い分、登りは少なかったけど下りは長く、なかなかおいしい滑りだった。今日は乗鞍高原♨泊。

4月30 

昨晩は地元に泊まった。朝の天気を見て判断できるのが強み。

朝起きると頂上が見えている。さっさと食事を済ませ、観光センター前から一番バスに乗り込んだ。

 

9:18尾根板取りつき-10:35昨日の到達点-11:00肩の小屋上の斜面-11:32大雪渓下-11:36位ヶ原11:46-12:08位ヶ原山荘


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6:37。薄曇りながら頂上まではっきりと見える。

今日も滑れそうだ。

9:18。準備を整え、屋根板に取りつく。

斜面には、同じバスで降りた人たちが大勢登って行く。

アリの行列みたい、、、だけど我々もその一匹。

間もなく昨日の到達点。10:35。

夏の大雪渓にあたる部分を登るとコロナ観測所が見えてきた。

その左下には肩の小屋。

傾斜は緩くなったけど、あそこまでが意外と長く感じるところ。

朝日岳から頂上へ向かうルートはアリさんが点々と。バスを降りた時はヨーイドンだったけどここまで来るとだいぶバラけてきた。

あちらの斜面は、妻が滑るには難しいので、我々は肩の小屋に向かう。

ところが、肩の小屋まで行くと、もう少し行きたくなり、稜線上を登りだした。11:00。

と、ここで休憩。

大体休憩すると気が抜ける。

傾斜も比較的緩いここから滑ることにした。

高度計の表示も2800m。

キリもいいし、とか理由はなんとでも、、、。

先ずは肩の小屋へ向けて私が先に下り、ビデオを準備。合図で妻が下りてきた。そしてそのまま滑り、夏に大雪渓になる斜面へ突入。

私も、追っかけ撮影でくっついて行った。

そこそこ傾斜があるんだけど、周りが広く今日は雪質もいいから、結構スイスイと滑っていく。

11:32。大雪渓部分を下ったところで上を見る。

何もない、、、ように見えるけど、けし粒のように人が写っている。

それだけでっかいバーンということ。

そして、また私が先に下り、ビデオで撮影。

滑るのが楽しそう!

11:33。今はまだ雪の下の大雪渓バス停近くまで降りて、後ろを振り返る。

滑り降りているのに、3段上の写真とほとんど違いがないように見える。

ここからは位ヶ原。

傾斜もグッと緩くなり、余裕の滑り。

位ヶ原はわずか3分で滑ってきた。11:36。

もったいないようだけど、やっぱり気持ちよさが勝っちゃうね。登りはハアハアしながら通過するのは30分はかかった、と思う。

このあたりから、上高地方向の山が見えだす。

屋根板方向に回り込んでくると、槍、穂高、岳沢なんかも良く見える。このころから霞んできて、写真ではわかりにくいかも。11:46。

12:08。そのまま、位ヶ原山荘へ下り、昼のバスに乗り込んで、まっすぐ♨へ。

   翌朝(5/1)の日の出直前、乗鞍が赤く染まった。

   感動!!!

 

今年は条件に恵まれ、2日連続で滑れた。来年もまた来るかも。ただ、昔と違いだいぶ人も増えてきた。バスを利用してお手軽山スキーができるのはいいけど、あまり有名にならないでほしい、という勝手な願いも。

 

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