12月19 

♨目当てで旧秋山村からアプローチできる山を探し出した。

以前、中央本線の梁川から登った倉岳山。その尾根続きにあり、より富士山に近いのが高畑山。ネットには旧雛鶴峠からのルートが載っているけど、2.5万図には楢峠からの道が書いてあるので、行ってみよう。

 

11:20頃駐車スペース-11:25楢峠へ向かう林道-11:37林道終点-11:52沢から尾根へ乗り換え-12:14尾根上の平らな部分-12:19雛鶴峠からの登山道に合流-12:42稜線-12:45高畑山-12:51お昼13:26下り始め-13:47天神山頂-13:53穴路峠-14:23林道-14:29県道-14:36雛鶴神社-14:46駐車スペース

目星をつけていた県道沿いの駐車スペースは、柴木が置いてあり入れなかったので、旧道に入った所のスペースに止めた。わずかに歩き楢峠へ向かう林道(奈良林道と書いてあった)に入る。11:25。

11:37。林道終点から登山道のありそうな方向を覗くと、ほぼ涸れた川があり、

その先にわずかな踏み跡がある。ここを辿ればいいんだな。

しかし、この踏み跡はすぐ先の二又の手前で獣道となり、右岸(下から見れば左)の樹林帯に消えて行った。地図上の道は左股の左岸(下から見れば左側の谷の右側の岸:こうやって書くとややこしいかも。沢の二又は下から見てだし、岸は上から見て左岸と呼ぶからだけど)に付いてることになってるので、涸れた沢を少し進む。

11:52。二又の間の尾根に登ってみた。なお、一応右沢も偵察はしたけど、ツメが急なのでやめた。読図では、この尾根に一旦登り、巻き気味に沢に戻るようにすれば2.5万図の道に出られそうだ。

が、道らしきものはなく、結局忠実に尾根を辿った方が危険もなく行けた。途中、沢の方から盛大な落石の音が聞こえたりもした。カモシカさんがいるのかな?熊は冬眠してるだろうけど、用心して鈴を鳴らしたり、ストックをカチカチ言わせたり、ヨイショヨイショと掛け声をかけたりと、人がいるぞアピールをしながら登った。そして、地図上の尾根の張出し部分(平らな所)に出た。12:14。

と、そこで妻が何かを見つけた。

大っきな山ブドウの蔓がグルっとひと巻。人知れずあるから、こんなに立派になったんだろうか?

12:19。間もなく、赤テープのある尾根に合流。ここまで長いようだけど、後からVTRの時間を確認すると、実際に読図をしながら歩いていたのは40分くらいか?夏なら、藪漕ぎになるだろうから、こんなにたやすくは来れないだろう。

ちゃんとした表示もあり、旧雛鶴峠からの登山道に出たことを確認。

結局、2.5万図の楢峠への道はとっくに廃道になっていたことが判明した。

と、またまた妻が何かを見つけた。

木の間越に三つ峠だ。

ガサゴソと尾根を辿ること20分ちょっと。まともに踏まれた道に出た。12:42。

実は雛鶴峠からの道に出てからは地図を見ていなかったので、高畑山に直接出ると思っていたが、

高畑山はあっち、みたいな表示があるから、直接でないことに気がついた、というわけ。

12:45。そこからはわずか3分で頂上だった。

ここからの富士山は素晴らしい!まず撮影をすることにした。もう昼を回っているので、間もなくほとんどが陰になってしまうから、、、。

12:51。ちょっと寒いので日当たりの良い所でお弁当。

13:26。お腹も満足、下り始め。

帰りは、一般ルートを下ることにした。

13:47。先週ほどではないけれど、ちょっとしたアップダウンがあり、天神山頂というところを通過。

ここは、上野原の向こうの稜線が見える。

13:53。間もなく、穴路峠が見えた。以前、倉岳山から下りてきたところだ。

左へ行けば鳥沢駅。今日は秋山村へ降りる。

落ち葉がガサゴソ、なかなか気持ちがいい。

14:23。林道の様な所に出た。すぐ、舗装道路になり、

あっという間に県道に出た。14:29。

車の所へ戻る途中に、雛鶴神社があったので寄ってみた。14:36。

建物に向かって右側に、雛鶴姫が立っている。

由来が書いてあるけど、ほとんど読めない。

ネットで探すと、護良親王の子を宿した姫が鎌倉から逃れ、この辺りに辿り着いたが、ここで産気付いた。生まれて間もなく子供は亡くなり、姫も亡くなった。かわいそうな姫を祀ったのがこの神社だそうだ。結構悲しいお話だった。なお、子供は10歳くらいまで生きた、成人したが戦さで亡くなった、という説もあるらしい。

ところで、ここの狛犬の「あ」は玉のようなものが、「うん」は自分そっくりな子が足の下にいる。調べてみたら、それぞれ玉取り、子取りと言い、玉の方はお金や生活が良く回るように、子取りは自分の子供をあやしているのだそうだ。これまで、足元に何かいるのはあまり見なかった、と思っていたらけっこうあちこちにあるようだ。そういえば、相模原の亀ヶ池八幡の狛犬には足元に亀がいた。自分の子でなく亀の子をあやしてるのはめずらしいかも。

雛鶴神社ではあまり時間を割かなかった。もちろん温泉が頭にあったからだ。私達は神社ガールとか御朱印ガールとか(私はただのおじさんです)にはなれないようだ。駐車ペースには、14:46着。高畑山には、冬だけ使えるルートがあった。

 

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