はじめに
エベレスト街道トレッキング起点のルクラへ向かおうとした日、飛行機が霧で飛ばない。午後まで待ったが、結局カトマンズ市内に戻された。夜、風のネパール支店長が急遽アンナプルナトレッキングの日程を作成してくれた。そして、翌日ポカラへ。 そこから日程表一枚だけの旅が始まった。歩く、食べる、寝る、時々オー!と言う、を繰り返し、いつしか、壮大な夕景や朝焼けを眺められるABCに辿り着いた。帰りにはJhinu温泉と月の家の五右衛門風呂でまったり。最後に旅行会社の計らいで、エベレスト遊覧飛行。窓越しにエベレストを見たときに、やっぱり自分の足で見てみたかったなぁ、とは思いましたが、、、。
↑この山は、魚の神様マチャプチャレ。尾ひれが空を向き、逆さまの状態だそうだ。
出発前には、けっこう周到な準備をしてました。
まず、風の旅行社さんのツアーに申し込んだ。というのは、ゴーキョへのトレッキングで5,500m位まで登ることを想定してたので、ツアーなら何かあった時の対策がとってもらえるから。5月頃、窓口に行ったら、出発日まで相談に乗ってくれました。じつは最初、自分たちでネパールまで行き、トレッキングだけ手配を頼もうかと、色々調べていた。カトマンズまでは、タイ航空や中国系、香港系、さらには中東経由など、たくさん行き方はあったけど、昨年あたりから開設された大韓航空が便利だった。と、風の旅行社のホームページにピッタリのツアーが載っていた。以前、パタゴニアに行ったときにお世話になったし、安心だ。最近は自分たちで飛行機、ホテルなどを手配して出かけていたので、計画段階が一気に楽チンに。そして、このツアーには呼吸機能を含む身体検査を受けなければならないので、扱ってくれるクリニックにも行きました(高い方の健診料だったけど)。
我々は我々で、富士山、乗鞍(天気が悪く槍ヶ岳から計画変更)、北岳、と3000m級の山に登り、出発直前まで何度も低酸素室トレーニングにも通った。
こうして、10月末成田を出発した。上に書いたように、ネパールミステリーツアーになってしまったが、結果的に、どれもこれもが新鮮で素晴らしい旅行になりました。
昨年開設された大韓航空ルートは、現地着が夕方で体力的にお得。が、インチョンからは南へ。
遠回りルートのような気がするなぁ。この地図上のルートは大体です。
日程は
変更部分を赤で→ほとんど変わりました。
日 月日 日程、経過、宿泊など
0 前泊ホテル日航成田(二人で¥13,300朝食付きと安かった)
1 2017/10/27 (金) NRT→ICN→KTM(乗継1回) 旅行時間: 11時間40分
KE706 9:25 NRT 成田 2時間25分
11:50 ICN ソウル 仁川(インチョン) 空港で接続待ち時間 2時間15分
KE695 14:05 ICN 7時間
17:50 KTM カトマンズ 時差+3時間15分
日本語ガイドがお迎えし車でホテルへ。 ホテルマーシャンディ泊 食事 - / 機内 / 夕
2 10/28(土)KTM → ルクラ → パクディン
カトマンズ から出られず。空港で一日中待った。Tara air のバスまでで終了。
風ダルバール泊 食事朝 /ー / 夕
3 10/29(日)パクディン → ナムチェバザール
KTM(飛行機(Yeti air))→ポカラ(4駆)→Kimuche(徒歩)→Ghundruk
[歩行:約6→1時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
4 10/30(月)ナムチェバザールで馴化
Ghundruk→Chhomorong
[歩行:約6時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
5 10/31(火)ナムチェバザール → ポルチェタンガ
Chhomorong→Bamboo
[歩行:約5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
6 11/1(水)ポルチェタンガ → ドーレ
Bamboo → Deurali
[歩行:約2→4時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
7 11/2(木)ドーレ → マッチェルモ
Deurali→マチャプチャレベースキャンプ(MBC)
[歩行:約3→2時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
8 11/3(金)マッチェルモ → ゴーキョ
MBC→アンナプルナベースキャンプ(ABC)
[歩行:約4→2時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
9 11/4(土)ゴーキョ
ABC→Bamboo
[歩行:約4→5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
10 11/5(日)ゴーキョ → ゴーキョピーク → ゴーキョ
Bamboo → Jhinu ♨
[歩行:約5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
11 11/6(月)ゴーキョ → レンジョパス → ルンデン
Jhinu→Tolka
[歩行:約7-8→5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
12 11/7(火)ルンデン → ターモ
Tolka→Dhamps 月の家
[歩行:約5→4時間半] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
13 11/8(水)ターモ → ルクラ
Dhampus→ポカラ
歩く気満々だったが、突然車が来ることに レイクサイドホテル泊 食事朝 / 昼 / 夕
14 11/9(木)ルクラ → カトマンズ
ポカラ(Yeti Air)→ カトマンズ ホテルマーシャンディ泊 食事朝 / - / 夕
15 11/10(金)
早朝:エベレスト遊覧飛行、ホテルに戻り朝食、その後フリータイム
夕刻:車で空港へ。
深夜:空路、乗り継いで帰国の途へ。 機内泊 食事朝 / - / -
KTM→ICN→NRT 旅行時間: 12時間45分
KE696 20:30 KTM カトマンズ 5時間45分
16 11/11(土) 5:30(+1) ICN 空港接続時間 4時間40分
KE703 10:10 ICN 2時間20分
12:30 NRT 成田
持ち物リスト
下のリストのほかに、持っていけば良かったのに、と思ったのは、
トイレットペーパー
食事のせいか、フンギリが悪くなるので、結構紙を使う。
トイレでしゃがんだ時、体の前にぶら下げると使いやすい。
防塵マスク
カトマンズ市内は、土ぼこりとスモッグが尋常じゃない。
マスクを二重にしたが、役に立たなかった。次回必須。
つば広の帽子
ポカラに降りてきた日、熱中症で発熱した。カトマンズで買ってお土産になった。
ポーターに預けたのが12kgくらいを2人分:
Tシャツ4枚 、パンツ10枚 、旅行保険 、靴下厚手10足薄手10足、メリノウール3枚、アンダータイツ2枚、夜用アンダー上下(使わず)、羽服、ジャケット、厚手手袋、ティッシュ、行動食、飴、柿の種、ソイジョイ、 アミノバイタル、梅干し(妻手製) 、ウィダーインゼリー 、のど飴 5個×10、お茶漬け海苔、カイロ 10個、耳当て帽子、スパッツ(使わず)、カップ、シェーバー、三又コンセント、サスケ(コンセント変換ツール)、綿棒 、デンタルフロス、バンドエイド、櫛、ニベア、シャンプー、処方薬、イソジン、目薬 、日焼け止め、リップ、サンダル、モバイルバッテリー、急速充電器、充電コード
自分たちのザック(水を含めて一人5kgくらい):
スマホ 、ビデオ、サングラス、日焼け止め、リップクリーム、ネックウォーマー、ティッシュ、合羽、行動食少し、テルモス、水筒、 ヘッデン、 パスポートコピー、顔写真、ストック
10月27日 1日目
成田近くに前泊。ツアーカウンターでチケットを受け取りNRT→ICN→KTM(乗継1回) 旅行時間: 11時間40分。
前泊は、ホテル日航成田が、二人で¥13,300朝食付きと安かったのをネットで予約。
シャンプーなどが個別だったので、持っていったのが大正解。
7:20 第一ターミナル-9:25 出発-11:50 ICN着、14:05発-17:50KTM着(+3h15m)-20:00過ぎガイドと合流-20:30ホテルチェックイン後食事
7:25 宅配便カウンターで荷物を受け取り、カートに載せて大韓航空のカウンターへ。
荷物を預け、パスポートコントロールを経てゲートに到着。
ソウル行き KE706 9:25発。
大韓航空は凄ぉく久しぶり。飛行機も新型みたい。
確認しなかったけど、ボーイング777?
途中、高所訓練のために登った北岳上空を通過。10:13
あそこが大樺沢でぇ、とか、言いながら
チキンを頼んでみました。
やっぱり少な目だけど、エアカナダより多いぞ。
仁川では「乗継」と書いてある看板を辿って行けば大丈夫、途中入国審査を受ける、と知らされていた。ここで、二人とも引っかかった。
私は、鍵の形をした工具、奥様は呼吸器関係のスプレー。
工具は、日本の国内線は持ち込みOKを確認済み、との説明書きがあった物。しかし、韓国の入国審査のお姉さんは許してくれなかった
、、、(韓国の女はキツ、、、自粛)。喘息のスプレーは、「これがないと困る」という真剣さでやっと理解してもらったようだ。
それでもゲートには余裕で到着。
ゲートは一番先っちょの6番。この時はカトマンズの空を知らずに、なんか空が汚れてるなぁ、中国からのPM2.5かなぁ、なんて話をしながら、お水だけ買って、ボーッと過ごす。
滑走路を南に向かって飛び立つと、そのまま南へ、、、済州島の上空まで南下。これじゃぁちっとも近づかないなぁ。14:56
チキンとビーフをそれぞれ頼んでみた。これはチキン、、、のモツだった。、、、固い。食事にはお豆腐が付いてきた。左上にあるのがそれ。醤油つきで冷奴でした。スプーンやフォークが金属というのも珍しい。日本発もそうだったけど。
二食目は、極々軽い軽食。おにぎりをもらおうとしたら断られた。
ところで、行きかうCAさん達はみんな同じ顔だ。テカテカしてるし、、、って触れちゃいけないことかなぁ?
夕日を追いかけるように着陸態勢に入った。現地時間17:35(時差3時間15分)。ヒマラヤの山らしきものが見えてきた、が、ほとんどは雲。右の方に見えるのが山かも。
着陸後、荷物がなかなか出てこない。そもそもターンテーブルがなかなか回りださないし、、、。かと思えば、何周も回っている荷物もある。遅いのを知っている人のなのかも。やっと出てきた荷物をカートに載せて出口へ向かった。そういえば、入国書類って渡さなかったぞ、、、。後日、帰りも出国書類を要求されなかった。
そして、表へ出る直前、simの売り場へ寄った。エベレスト街道はN-cellが力を入れている、とネットで見ておいたので、そちらの店へ。値段は2.1Gのデータと30分だったかの通話付きで8$。二人分で16$でした。おつりはネパールルピー(Rs)で返ってきた。大雑把に1$=100Rs=100円くらい。ここまで、2時間近くかかった。迎えの人は建物の中に入れないので、ガイドのAさんとは建物の外で合流だ。風の旅行社の黄色い札を見せながら外に出たので、相手はすぐに見つけてくれた。奥様は、「遅くなって、」と恐縮していたが、Aさんは「これがネパールです」と気にも留めてなかった。
Aさんの案内で一緒に晩御飯を食べた。モモ(ギョウザ)、チョウメン(焼きそば)、春巻などネパール料理が少しづつで、結構口に合う。飲み物は、エベレストビール。
その後、ホテルで荷造りを始めた。日本から持ってきたザックではなく、カトマンズで受け取ったダッフルバッグに詰め替えだ。重量制限が、預け10kg、持ち込み5Kg、計15Kgなので、何度もロビーの秤まで往復し、かなりの量をホテルに置いていくことにした。しかし後で、そんなに頑張らなくても良いことが判った。オーバー分は65Rs/kg払えばいいんだって、、、。最後に、シャワーを浴びようとしたら、お湯が出なかった。まぁ、外国ではよくあるから、と眠りについた。
10月28日 2日目
6:00朝食 6:45ホテル出発 7:30頃 国内線待合室へ ずぅっと待つ
14:29頃 バスに乗り込む 10分後戻される 15:30頃 フライトキャンセル確定
時差が3時間15分。5:00前には目が覚めた。日本時間なら8時頃だから、目覚ましも必要ない。
レストランのオープンは6:00。一番乗りで朝食を済ませて、迎えの車で空港へ。
荷物は、預け、持ち込みともまとめてセキュリティーチェッカーを通す。みんなが次々に載せるので、重なりあってすごいことに、、、。さらに女性は、カーテンの向こうでボディチェック。これが翌日大変な事に、、、。折り重なって出てきた荷物は、それぞれが取る。チェックインカウンターへ預け荷物を運び、Aさんが発券手続きと重量超過分を支払う。国内線各社のカウンターはひとつづつ横並びなので、自分の乗る会社の所へ行くようだ。と言っても5つくらい。搭乗券をもらうと、カウンターの裏手の広場みたいな部屋に回り、もう一度セキュリティーチェック。男女別の通路を通る。待合室はけっこう混雑している。これは搭乗口付近から振り返って撮影。
Tara AirとYeti Airの共通Information Desk。案内があったら「Information」の下あたりに見える通路から外へ出る。
電光掲示板もあるが、あまり役に立っていない。一番左のスケジュール時刻とETD(予想時刻)はずっと一緒。目的地が降りられる天気になると、一斉に飛ばそうとするので、Statusを入力する暇なんてなさそうだ。その代わり、大音量で放送する。言語はネパール語、英語の順らしい。どちらも全力でしゃべるので、中身はほぼわからない。かろうじて英語とわかるのは、最後にThank youと付くから。
最初のころ、「1時間くらい遅れてるそうです」という情報だったが、「Luklaは霧でclose]」になった。待合室には、タダで飲める水(巨大なボトル交換式なので安心)があったりもするが、食べるところはサンドイッチやコーヒーのコーナーがあるだけ。トイレもだんだん汚くなり、ついには洗面所の水も出なくなった。
14:30近く、諦めムードが漂っていた時、係員が「Lukla?、Lukla?」と歩いてきた。「それっ!」と、このBoarding Passを持ってゲートに並び、
バスに乗り込んだ。14:29。
Aさん(左の人)は、「まだ、安心しちゃダメですね。」と隣の欧米人のお姉さんにも説明していた。
10分後、待合室からさっきのバス(右から2番目)を眺めることとなった。
そして、ホコリと排気ガスの市内へと戻った。
今日の宿は、急遽手配してもらった風のダルバールホテルだ。思いがけず風呂に入れることになった。
同じ敷地内には、ネパール大地震の後、移転してきた風の旅行社の支店もある。私たちが、レストランで日本食と日本酒を楽しんでいる間、申し訳ないことに、支店長が明日からの日程表を作成してくれた。食事中に「明日のLukla便は取れるには取れたんですけど13:30です。今日みたいに、フライトキャンセルの可能性が高いです。行けるまで待って日程を短縮するか、別のところへ行くかです。候補としては、アンナプルナとか○○○○、○○○○(←忘れた)とかもありますが。」聞いたことがあったので「アンナプルナにしてください。」
出来上がった日程表の説明を受け、山の中へは行けるんだな、くらいの理解でおやすみなさい。
新たなトレッキング日程(日本語訳しました)
1 10/29(日) KTM(air)→ポカラ(車)→Kimuche(徒歩)→Ghundruk
[歩行:1時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
2 10/30(月) Ghundruk→Chhomorong
[歩行:約6時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
3 10/31(火) Chhomorong→Bamboo
[歩行:約5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
4 11/1(水) Bamboo → Deurali
[歩行:約4時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
5 11/2(木) Deurali→マチャプチャレベースキャンプ(MBC)
[歩行:約2時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
6 11/3(金) MBC→アンナプルナベースキャンプ(ABC)
[歩行:約2時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
7 11/4(土) ABC→Bamboo
[歩行:約5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
8 11/5(日) Bamboo → Jhinu ♨
[歩行:約5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
9 11/6(月) Jhinu→Tolka
[歩行:約5時間] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
10 11/7(火) Tolka→Dhamps 月の家
[歩行:約4時間半] ロッジ泊 食事朝 / 昼 / 夕
11 11/8(水) Dhampus→ポカラ
レイクサイドホテル泊 食事朝 / 昼 / 夕
10月29日 3日目
トレッキング1日目
6:50ホテル出発ー7:09空港着ー8:40頃離陸ー9:25ポカラー10:00ツーリストサービスセンター 13:17昼食
Kimche14:38着、15:00頃出発ーGhandruk16:17(歩行約1時間)
レストランオープン前に出発なので、サンドイッチと甘いジュースのお弁当を用意してもらった。ザックに入れて出発。
風ダルバールホテルは、中庭もあり、なかなか高級そう。
昨晩は、雨が降って雷もなっていた。おかげで空気が綺麗になった。
早めにお迎えの車が来た。しかし、昨晩、事務所にビデオを置き忘れたので、Aさんに連絡を取ってもらい、支店長に来てもらった。15分ほどで到着。ほとんど遅れなく出発できた。
読めないけど、トリブバン空港って書いてあるんだろうな。7:09
昨日と同じように、セキュリティーチェックのコンベアーに荷物を通し、荷物を抜き出す。女性は身体検査後、荷物を取り出す。と、ここで妻のザックが消えていた。私たちは、カウンター近くの人の荷物を急いで見て回る。待合室の手前までも探してみたが、見つからない。誰かが間違って持って行き、先に出発されては困るので、待合室に入った。Aさんはコンベアーの所でピックアップされていない荷物を見つけ、その名前を放送で呼び出してもらう。私たちは、待合室のザックを見て回る。妻が、自分で荷物を見つけた。白人のじっちゃまが間違って持っていた。同じ色のザックだが、大きさが全然違う。「あなたのザックはまだあっちにある」、、、カメラや薬が入っていたザックが戻ってきた。しばらくして、そのじっちゃまが待合室に現れたので、妻と二人で話しかけてみた。オーストラリアから来て、ジョムソンへ向かうそうだ。Aさんから「放送したけど、、、」、じっちゃまは「あの英語は聞き取れなかった」。わかるなぁ。。。じっちゃまも感謝していた。
落ち着いたところで、朝ご飯のお弁当を食べた。ジュースが甘い。
今日も、どれぐらい待たされるのか?と思っていたら、いきなり呼び出しがあった。パネルの一番上、やっぱりStatusには出ていない。
バスはすぐに出発、飛行機溜り?に向かった。8:33
座席は、3人×10列。
配られたのは、飴とムチ、ではなく耳栓の綿。
楽しくなってきた。9:00頃
右座席だったので、ヒマラヤが見える。
25分後、ポカラ空港に到着、9:25。翼の下(触っときました)をくぐり、歩き出す。
ターミナルビル?も近い。写真でははっきりしないけど、バックには雪を抱いた山が見える。
ポカラへようこそ!
この後、駐車場で、サブガイド、ポーター、ドライバーと合流し、すぐに出発した。
が、Aさんがアンナプルナのトレッキング許可証(TIMS)を取ってないことに気づいた。すぐに、発行してもらう場所にUターン。
TIMSには写真が必要。
近くのスタジオ?で、写真を撮ってもらった。9:45。
廊下に椅子を出して、おばさんがシーツを後ろに掲げ、コンパクトデジカメで撮影。すぐにプリントアウトして持ってきた。
この建物、どう見ても普通の民家。しかも庭から入って行った。いくらだったか忘れたけど、これで商売になる、というのもすごい。
これが、サービスセンターの看板。10時オープンなので、扉の前で15分くらい待った。手続きそのものは、Aさんがやってくれたので、私たちは椅子で待つだけだった。その間に、アンナプルナのパンフレットを手に入れ、やっと予習。
再出発したが、Aさんとドライバーは何かの手続きに、また途中に寄った。ポカラの街中は結構暑い。
再々出発したところで、トイレに行きたくなり止めてもらった。10:39。トイレはこの店脇の薄暗い通路の突き当り。
道端には、ノラ牛(たぶん)が食事中。
山越えして、分れ道をまがると、途端に凸凹がすごくなった。あんまりしゃべらない方が良さそうだ。12:39。
なお、普通の舗装道路でも、所々に大穴とかのトラップがあるので、自分で運転する場合は油断しちゃダメ。
チェックポストがあった。
Aさんが手続きに行く間、私たちは車で待つ。すぐに戻ってきた。
ここから歩いてく人もいる。
すぐ近くのロッジに寄り、
お昼ご飯。13:17。
これは、ちょっととろみのついたスープ。美味しい。
また車に乗り、かなりの高さまで登る。
ここは終点のキムチェ。14:38。
ポーターは、ダッフルバッグ二つをヒモで括り、額からベルトを通して背負う。サブガイドはガモウバッグ(高山病になった人が中に入るエアバッグ、70Lザックからはみ出るくらい大きい)を背負う。ガイドのAさんも大きいザックを背負っている。
私たちは、ストックを出し、トイレを済ませ、小さいザックを背負って、準備完了。
歩き出しは広くてなだらか。14:56
背負っているのが取り戻したザック。
重そうな木橋を渡る。
今の時期、水は殆どないので、こんな撮影もできる。
この辺り、ヒョウモンモドキに似たチョウがいる。タテハチョウのようでもある。ネットであたってみたけど、ホシシジミタテハってやつかな?
来た道を振り返って撮影。
棚田がたくさん。その下端辺りに歩いてきた道がある。
カランコロン、ベルを鳴らしながら沢山のロバが歩いてきた。
Aさんから、こんな注意が、「突進してくるときもあるから、必ず山側に避けてください。」
山側にはヤギの群れ。ここのは野生じゃないような、、、。
谷の向こう側の棚田の数はすごい。千枚田の何十倍もありそうだ。
帰りはあの辺りを歩いてくる、そうだ。
今日の目的地 Ghandruk 村(2013m)の入り口。15:57
余裕の表情だけど、村に入ってから結構な階段を登る。
今日のホテル。16:17着
ロッジ(山小屋)というのは平屋でトイレが部屋に付いていないそうだ。ここは二階建てで部屋にはトイレがある。だから、ホテル。
ロケーションは良さそう。ヒマラヤは午後は雲が出て山が見えないのが普通だそうだ。
これまで、ネパール料理は美味しい美味しい、と、お腹一杯食べていた。料理には大量の(ヤクの?)チーズとニンニクも入っていた。その晩、下痢で3回もトイレに行き、寝不足に。高所用に持ってきたカイロも早速使った。
トイレが部屋に付いててよかった。
10月30日 4日目
トレッキング2日目
Ghandruk→chomolong(約6時間)
今日から本格的に歩き出す。カイロがまだ十分使えるので、貼ったまま歩く。結果、大汗+寝不足でバテバテ。死ぬかと思った。
今日が一番アップダウンが多い。後で調べた大雑把な標高は
川 1900m
峠 2200m
川 1800m
チョモロン 2200m
突然ですが、ここで問題です。「今日は何m登ったでしょうか?」
・
・
・
答えは今日の最後に、
7:57出発ー10:11峠ー11:20川を渡るー12:03昼食ー14:10崩壊地うえー15:19チョモロン村
夜明け前の空に、アンナプルナサウス(7219m)が浮かぶ。6:09
日の出とともにベランダのようになった二階の端にみんなで集まり、一緒に感激!6:20頃。
すっかり明るくなり、この宿にも日があたったので、庭のお花と一緒に撮ってみた。6:55
右のピークはヒウンチュリ(6441m)。
タルチョを前景に。
手袋を忘れた、とかもあったけど、いよいよ出発。7:57
フクロウの声が聞こえた。近くの木にとまってる。
ここはまだ、村の中。
村の中で見かけた花。いきなり、ガンドラックシラナイソウだ。
まだ、朝露に濡れている。ガンドラックシラナイソウその2。
○○コザクラ。サクラソウの仲間だろう。
分かりにくいけど、ゼフィルスのような蝶がいた。10:03
飛んだ瞬間、メタリックな表が見える。
ところで、歩いている途中、学校へ向かう子供たちとすれ違った。こざっぱりとした格好だから、お金持ちなのかな。けど、学校までは2時間くらいかかりそうだ。「こんにちわぁ」みたいな挨拶をした、と思ったら「飴ちょうだい」だった。
そして、ヘロヘロになって着いた峠。10:11
トレッキング中は、ポイントポイントにロッジがある。
まずはこの峠で、お茶とトイレの休憩。お茶は紅茶、コーヒー、ホットレモン、ホットチョコレートなどから選ぶ。最初、いろんなものを頼むけど、だんだん定番が決まってくる。
Aさんが山名を教えてくれる。雲の切れているところにあるのが、アンナプルナⅢ峰(7555m)だったかな。
これから、谷底まで下り、左下の崩壊地の上を巻き、尾根上のグリーンに見える部分の向こう側が今日の目的地。ここと高さが変わらないように見えるけど、、、。
谷底に着く前、ロバの群れとすれ違った。このロバは飾りをつけてた。何か意味があるんだろうな。
谷底にかかる長いつり橋を渡る。結構揺れる。11:20
ロバ達はこの橋を渡らず、下の河原を歩いていくようだ。
川を渡ったところにあるロッジでお昼。12:03
コヒオドシに似た蝶が頻繁に飛んできた。
崩壊地を巻き上がって振り返る。14:10
ブレブレだけど、さっきの峠が左上に見える。
そこには建設中のロッジがあった。
赤に黄色の丸が私たちのダッフルバッグ。二つを合わせて荷物の下に見える白い帯状の紐で額から背負う。
大木の幹にあった蘭の花。
チョモロン村のロッジに着いた。15:19
ここもロケーションはバッチリ。
明日のルートは、左下から中央下の明けている部分を通り、真上に上がって尾根の向こうの谷底まで、だそうだ('◇')ゞ
夕方になると、雲が晴れてくる。
アンナプルナⅢ峰。
マチャプチャレ(6993m)。
確かに魚のしっぽだ。
夕日に映えるアンナプルナサウス。
ちょうど雲もとれてきて、素晴らしい姿を見せてくれた。17:50
クイズの答え:
今日稼いだ標高差は、
-100m+300m-400m+400m=200m
でした。😞
10月31日 5日目
トレッキング3日目
chhomorongーSinuwaーbamboo(約5時間)
400下がって600登って200下がる。稼いだ標高は、ほぼゼロ。
チョモロン 2200
川 1800
シヌワ 2360
バンブー 2145
7:56出発ー8:34つり橋ー9:31シヌワー10:48サルの群れー12:03バンブー着
今朝は低いところに雲がかかる。
いつものように、6時に起きて、7時に朝ご飯。
準備ができて、7:56出発。
今日は、階段下りから開始。一説によると4000段くらいあるらしい。それって、数えた人がいるってこと?
サブガイドが背負っているのが、ガモウバッグ。手に持ってる小さなバッグが個人の荷物らしい。申し訳ない気がする。
チョモロン村は、山越えの別ルートでも来れるそうだ。以前は日本人が多く入ってきたので、ゴレパニ、タドパニ、メニメニジャパニーズと言われてたそうだ。今は、中国、韓国が多い。
谷底に着くとつり橋だ。8:34
川を渡れば当然登りがある。
結構な傾斜だなあ。
今日は左上辺りのロッジからずぅっと下り、まだ元の高さまで戻っていない。
Sinuwaには、 lowerと upperがある。
Sinuwaに着いたと思うと、そこは lower、さらに上があった。ホントに、“死ぬわぁ”
この写真はupper。9:31
ちなみに、sinuwaとはイラクサのことだそうだ。後で、日本のより強烈だというのが分かった。
登り切った所なので、お茶をする人が多い。
この色使いは中国の人?
私たちのお茶も、だいたい決まってきた。ホットレモンとホットチョコレートをシェアする。甘さと酸っぱさで疲れがとれるし、温かいのでお腹にやさしい。
ロッジのお母さんが子供に絵本を読んでいた。子供は復唱していたが、すぐに飽きた。
村々を通ってくると、生活が垣間見えていい。そういえば、ちょっと下の家には、ケツ丸出しの赤ん坊がいた。オムツを替えなくてもいいし、ウンチをしたら冷たい水で洗えば、早めにトイレを使うことを覚えるかもね。
この先、しばらくは樹林帯。
サルの群れがいた。判りにくいけど画面の下の方に写っている。10:48
日当たりのいいところで休憩中、マメ科の花を撮ろうと近づいた。
写した途端に、右肩と左腕にビリビリと痛みが走った。11:15
Sinuwa(イラクサ)に触って死ぬわぁ!だった。この日は晩まで、時々ピリピリした。
前を歩くサブガイドが、道の真ん中にトカゲを見つけて教えてくれた。回り込んで正面から撮影した。名前は不明。
妻が「この人(私のこと)は、虫とか動物が好き」とAさんに教えといたので、サブガイドの人も気をきかせてくれたみたいだ。
しばらくして、石段を標高差で200m ガッツリ下る。
今日は、標高ではちっとも登ってない(泣)
12:03
これは、ロッジの売店。プリングルス はどこでも定番だ。ここは谷底で後ろは崖、前は川だけど藪で見えないし、山も見えない。やることもなくブラブラしていたら、ポカラまでの飛行機が同じだった中国人パーティーが隣のロッジに着いた。じっちゃまから若い女性まで年がさまざま。家族でなく友人と言っていた。顔を見ていないのでわからないが、飛行機で頭を上げなかったたぶん高所恐怖症の女性も混じってたかも?
我々の部屋は調理場の音が筒抜け。壁はコンクリートだし、間にもう一部屋あるのに、不思議だなぁ?と思っていたら、屋根裏がガラ空き。朝も5時過ぎから鍋の音、コンロに火をつけたボッという音が聞こえてきた。また、ここから上のロッジには定住者はいなくて、下の村から出稼ぎに来てるとのこと。オフシーズンには閉めちゃうロッジもあるらしい。
11月1日 6日目
トレッキング4日目
Bamboo→Dovan→Himaraya→Deurari(約4時間)
今日は、ほぼ登りの日。やっと高度が稼げる。
バンブー 2145m
デウラリ 3200m
7:57出発ー9:30ドォバンー11:01ヒマラヤー13:37デウラリ
出発の時、マチャプチャレがほんの少し顔(しっぽ)を覗かせていた。7:57
いつものようにポーターが跳ねるように登っていく。そのまま消えてしまうが、しばらくすると荷物を置いて休んでいる。トータルでは私達とあんまり変わらない。サブガイドはガモウバッグを背負って、ゆっくりと私たちのペースを作ってくれる。
しばらく歩くと、マチャプチャレの(しっぽの)全貌が見えてきた。
約1時間半で休憩地点、Dovanに着く。9:08
定番のホットレモン、ホットチョコレート、それとアミノ酸サプリを摂る。そしてトイレを済ませる。
マチャプチャレは、上だけになってしまった。
また歩くこと1時間半。
その名もヒマラヤという所に到着。11:01。標高は2900m。
フライドライスにベイクドポテト。これを二人で食べる。
ここのは美味しい。量も我々には十分だ。ダルバートをお代わりして食べてるガイドさんたちから見れば、こんな少なくて歩けるの?、くらいだろうけど、、、。
食後には必ずひと口大に切ってたデザートが出る。ここでは珍しくリンゴとみかん、2種類だった。
そして、また歩く。
谷の左岸側には高ぁい滝が落ちていた。写っているのは上段部分、これだけでも華厳の滝くらいはあるかも。
これくらいの滝は何本もある。名前はないかも知れない。
大っきな岩屋を過ぎ、日当たりのいいところに差し掛かる。黄色い蝶がたくさん飛んでいる。動画から切り取ったのでブレブレだけど、、、。
横に並んだ地層を落ちる滝を過ぎると、
今日の宿泊地、デウラリに到着。
標高は、一気に3000m越えの3200m。
時間はまだ早く、13:37。
裏の急斜面には野生のヤギがいる。茶色い斜面に茶色い毛、わかりにくい。Aさんが、あそこあそこ、と教えてくれるが、なかなか探せなかった。目がいいんだね。
近くの岩には、ベンケイソウの仲間みたいな黄色い花。
こちらはサクラソウの仲間。
最初から花束みたい。
ヒマがあったので、これまで着替えなかったアンダーを水洗い。
手が切れそうな水だった。
そういえば、ロッジに着いて部屋に入り最初にやることは、体を拭くこと。体が温かいうちにやっておかないと、風邪をひく。
それでも時間があり、一段上まで散歩に行くことにした。16:38
ガイドさんたちは他のグループのガイドさんたちと一緒にトランプをしてた。
ここだけ残ってたシャクナゲの仲間。
これは何だろう?と思って撮っておいた。
結局何だろう?
デウラリシラナイギク、、、だ。
一度戻ってしばらくしたら、山の雲が取れてきた。
Aさんにことわり、もう一度、お散歩に出た。
Aさんは、ガイドとして付いていかないといけないと思ったのか、追いついてきた。
一段上には、もう一つロッジがあり、タルチョ越しに撮ってみた。
真ん中にチョコンとあるのがマチャプチャレ。
これが、その拡大。しっぽの片一方だ。
高度馴化を兼ねて、さらに標高差で100mほど登る。16:58
このわずか100m登っておくことが、その晩の睡眠を楽にする。
この辺りはヤギの糞だらけだ。昨日あたりまではこの辺にいたんだろう。転んだり、手をつかないようにしないと。Aさんによると、寒くなるにつれて標高を下げるそうだ。
わずかに登っただけでもマチャプチャレがだいぶ見えるようになる。
ロッジに戻り、晩御飯の予約ののち、荷物整理をしたり、デジカメの充電を頼みに行ったりする。充電は一回200Rs(200円)。容量に関係なく同じ料金なので、大きいモバイルバッテリーを充電してもらう方が得。私は、コンセントのある下界までもってしまったから、頼まないで済んだけど。
晩御飯の予約は17:00ころ、メニューと食べる時間を予約する。私たちはいつも18:00だ。
食事に行ったら、食堂には人がたくさん。隣は別グループの女性ガイド、正面は韓国のおばさん、その左はアメリカ人の女性、コミュニケーションは英語だ。女性ガイドは、「私、どこから来たと思う」「美人だから、インドかなぁ」、、、喜んでた。アメリカの女性は「ご飯頼んだけど、まだ来ないの」「予約はするときは、時間も一緒に言わないと」、と、女性に親切なAさんが、キッチンに頼みに行ってくれた。韓国のおばさんは、「どっから来た。」から機関銃のように質問してきた。「最初はエベレスト街道に行く予定が、、、」と経緯を話し始めたが、ルクラを知らなかった。今度は、その説明にかかり、「あんたは、トレッキングを始めるために、ポカラへ来たんでしょ?エベレスト方面に行くにはルクラへ行くんだ。」「どうして?」「アンナプルナはカトマンズの西、エベレストは東だから、飛ぶのはルクラだ」隣のアメリカ女性は頷いている。韓国のおばさんは、「ルクラって何だ?」。(そうかぁ)「ルクラはエベレスト街道トレッキングの出発点だ。」「ご飯が来ない」と質問攻めの割には、言うことを聞いてない。だんだん私の英語のしゃべり方が荒くなってきた。と、我々の御飯が来たので、説明は強制終了。
ここのロッジの部屋は狭かった。シングルベッド二つの間に一人が歩ける幅。荷物はベッドの下に置く。私のベッドは微妙に傾き、隣の部屋との境はベニヤ板で、半分釘が抜けている。寝返りを打つと隣の部屋に転がりそうだ。妻のベッドの隣は食堂。ベニヤ板隔てて、サブガイドが寝ていた。いびきが聞こえたのでよくわかる。混んでいたから、ガイドさん達は食堂のベッドに寝ていた。これはよくあることらしい。我々は、個室だったから、ずっとましということだ。
11月2日 7日目
トレッキング5日目
Deurari→MBC(約2時間)
ここから上は高い木がなくなる。谷も広がって空が増えてくる。
8:01出発ー9:51シモバシラー10:07MBC
朝、ポーターに持ってもらう荷物をまとめていると、いきなりヘリが飛んできた。7:15。あっという間に体調の悪い人を乗せて飛んで行った。乗せる様子は敢えて写さなかったけど、やっと朝を迎えた、って感じに見えた。晩御飯の時、辛そうにしてた人かなぁ。私の方は、ヘリを写すために、高所だというのを忘れて走ってしまったけど、なんともなかった。
出発の時、預けた荷物の中でシェーバーが動き出し、ポーターがビックリ。一度開けてスイッチを切って、再出発。8:01
この写真は、ロッジのすぐ上。昨日、2回ほど登り降りしたところ。右上の開いているところが、上のロッジ、昨日は左上の画面ギリギリ辺りまで登ってきた。
紫のデウラリシラナイギク、、、があった。
谷が開けてきて、マチャプチャレが大きく見えてきた。
ただ角度が変わって、魚のしっぽらしくない。
直径40~50cmはあるアザミに似た葉っぱ。毛だらけの表面に霜が降りてきれいだ。夜は、氷点下になってるってことね。8:38
この植物、冬装備で地面に平たくなってる。帰りに残っている花を見つけた。花はその時に。
谷の奥に真っ白い山が見える。
アンナプルナⅢ峰だろうか?
植物のシモバシラを見つけた。9:51
Aさんに、「この草はまだ生きていて、夜吸い上げた水が凍ってできる」と説明したら、触ってみて「ホントに氷でしゅね」と言っていた。ネパールの人達は、「さ、し、す、せ、そ」が「しゃ、し、しゅ、しぇ、しょ」になる。みんなそうだったから、なんだかカワイイ。
日向に出てきた。
ここまでくると、雪山をバックに、って写真が撮れる。
早速、自前のモデル登場。けっこういいんじゃない。
ガンガプルナが見えてきた。
アンナプルナⅠ峰が見えてきたけど、早くも雲がかかりだした。
そろそろお茶かなぁ、と思っていたら、マチャプチャレベースキャンプに着いてしまった。10:27
日当たりのいいロッジ。
まだ誰も着いていない。
とりあえず、ホットレモンとホットチョコレート。
ロッジからアンナプルナが望めるロケーションだ。
その、アンナプルナサウス(7219m)。
その右に連なる、バラハ・シカール(6151m)。アンナプルナ連峰の一つ。
もちろん、記念写真を撮ってみた。
動画はこれ↓
今日は、この谷を登ってきた。
ここのロッジは、マチャプチャレベースキャンプという名前が付いているが、マチャプチャレは神様なので、登っちゃいけない山。だから、登山のベースキャンプではない、という不思議なことになる。まあ、ネパールだし、、、。
マチャプチャレに続く稜線には、見事な「ヒマラヤ襞」
お昼の後、Aさんが裏の丘へ案内してくれた。13:05
イワウメのような実がなっている。
実は、この丘の裏はえぐれて、氷河からの川がロッジの遥か低い所を流れている。そのうちロッジは無くなってしまうんじゃ、、、。
高度馴化をしたかったので、今度はアンナプルナベースキャンプへの道を辿ってみた。13:34。カンで標高差100mはココ、と高度計を見たらピッタリ。
下ることにした。
と、昨日の韓国のおばちゃんとすれ違った。かなり疲れた様子だったが、ABCまで行くそうだ。
道端に、バリウムを飲んだ後のにそっくりなウン〇があった。
ユキヒョウのウン〇だそうだ。
撮影はしなかったけど、平らな石の上にまとまってるのもあった。
少し古くなると、動物の毛だけが残る。
すぐ近くには大きな岩小屋があったので、たぶんその中に住んでいるんだろう。
並びの岩の下には、ナキウサギの仲間(たぶん)が居た。Aさんはネズミと言っていたが、、、。こういう小さい動物は、意外と強い動物の近くに住んでいることが多い。天敵が近づけないから。
下り道の正面にはマチャプチャレ。
ロッジに戻り、荷物の中から永谷園のお茶漬けが出てきた。
パンッパン。
持ってぐるりと回してもらった。これは動画からキャプチャしたもの。
アンナプルナⅠ峰には雪煙が噴き出していた。
動画で見てたが、風速30、40mはありそう。あそこに居たら普通に死ねる。
ルームキーのホルダーが魚の形。
たぶん、こういうことね。
14時ころになり、お茶でも、と、ロッジの食堂に入った。
と、一人でご飯を食べている女性がいた。こんな時間にと思ったけど、日本人みたいだったので、「日本の方ですか?」
「Thailand」
そういえば、Deurari で美人姉妹がいた。この人(妹)だけ元気にDeuraliからABCまで行ってきた。具合悪そうにしてたお姉ちゃんは、下で待ってるそうだ。
Aさんが、何度もABCに予約の電話を入れていた。
個室が取れないそうだ。ただ、ルームシェアなら泊まれる、というので、ちょっと悩んだけど、予約してもらった。→大正解。
だんだん日も傾き、アンナプルナサウスに光芒が差す。
晩御飯はベジスープカレーとポテトにポテトスープ。ちょっと被ったけど結構美味しい。
お湯を貰って、日本から持って行ったティーバッグのお茶も。
明日はいよいよABC。って、そんなに張り切る感覚はないけど。