7月1日 4日目

SENESへハイキング

ジープの迎えが5分前に来た。しかし、私たちはそれよりわずかだけど1分前にロビーに降りていた。勝った!(だから何なんだ。)運転手はルーカさん。いろいろ話しかけてくれて明るい人だ。

30分ほどで出発点であるRa Stua小屋の駐車場に到着。

「15:00に迎えに来るからね」と帰っていった。


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8:54。車を降りて直ぐ出発。写真では判りにくいけど、下から2番目に「←SENES」とある。赤い二本の帯がついているのがハイキングルートの標識、また、左肩に自転車マークがあるので、マウンテンバイクのルートでもある(らしい)。天気は、青空も見えるけど雲も多い。涼しくて歩きやすい。

周りはこんな感じ。良く見ると、斜面には等高線みたいに家畜の歩く道がある。放牧地になってるんだね。 

 しばらく歩くと、森の中に鹿がいた。

スタートして約30分後、FODARA小屋への分岐点。 

この辺りは一面のお花畑。

放牧地なんだけど、、、。 

早速、妻が写真を撮りに行った。 

コザクラの仲間。

もちろん、コルチナシラナイソウだ。 

水辺に咲くリュウキンカの仲間。

ちょっと花びらが尖がってるかも。 

(追記:シベリアリュウキンカらしい)

ずばり、ワスレナグサ(Forget me not)。 

こんなコラボも。 

ゲンチアナ。

色素のゲンチアナバイオレットはこれから採るんだろうか? 

シロバナのムシトリスミレ。

紫のムシトリスミレもあったけど、撮り忘れた。 

ガンコウランの仲間。

草原から一段上の高原に登る道の途中に咲いていた。 

バターカップ。

この花、真ん中が開かないままだ。(追記:タマキンバイらしい)

このあたり、子供たちのハイキンググループが相前後して歩いていた。中高生くらいから幼稚園くらいまで年齢がバラバラ。棒を振り回す悪ガキもいれば、すぐ疲れて座り込む子もいる。

ただ、高原に上がったので、追いついてくるかと思っていたら来なかった。何処へ消えたんだ?

クレマチスアルピナ。蔓性でクレマチス(時計草)の仲間だというのはすぐ判る。

後で調べたら”アルプスの”が付いていた。 

少し高度が上がると、アルペンローゼがたくさんある。 

高原地帯に入ると、道は平坦になる。 この道端に色々な花があり、ペースは一気に遅くなった。

葉っぱも花もチョウノスケソウみたいだね、と話していた。後で調べたら、そのものだった。 

(追記:もしかしたらキョクチチョウノスケソウかもしれない)

写真よりもっと濃いイメージのリンドウ。

地面にくっつくように咲くのでチャボが付く? 

黄色い花の中に赤が混じる。不思議なトキワヒメハギ。 

ちょっと日当たりのいいところに、クサフジの仲間。 

マメ科の花が丸く一周している。

コルチナシラナイソウその2。 

美しい池の畔に出た。雪解け水で水位が上がってた。水の中にも草が生えている。向こう岸の白いのは雪かと思ったら、真っ白い砂だった。 

球形のトゲトゲに見える花は、「小さな丸い頭」だそうだ。和訳だろうが、ムラサキイガグリでもいいんじゃない?(こっちの方が安直、)

こちらは日本にもあるミヤマキンポウゲ。 

 、、のお花畑。

雲行きが微妙になってきた。

この辺りから新しい花が出てきた。カザリヒメハギだそうだ。 

シソ科の花だろうけど、和名はわからない。 

日本なら、ヨツバシオガマとかが仲間。 

イブキジャコウソウの仲間。

イブキジャコウソウを見たことがないけど、、、。 

オレンジの花びらが美しい、タンポポの仲間。 名前を付けたくなる花。

小ぶりの彼岸花の紫版だね。

後で調べてみたら、「悪魔の爪」だって。もう少しいい名前にしてあげればいいのにぃ。 

(追記:和名タマシャジンらしい、こちらはインパクトに欠けるなぁ)

しばらく歩くとお花畑に囲まれたFODARA小屋が見えてきた。アルプの真ん中にある小屋。

アルプとは、夏になると牛や羊を放牧させる高原の事で、 いわゆるハイジの世界。

 バックは素晴らしい山。

晴れてれば絵葉書になってるだろう。

道端にあったクワガタソウの仲間。 

 山の上半分はガスの中。

この後、峠を越えるころから雨が降り出し、さらに雹になった。そのため撮影は中止。

SENES小屋にたどり着くと大勢の人がいて、ビールで盛り上がってる連中もいる。静かな方へ行くと、おばあさんが一人座っていた。隣のテーブルでカプチーノを頼み、持参したパンやハム、チーズ、トマトなどで昼ごはんにした。と、小屋のスタッフの様な人がおばあさんの所へドロドロのオムレツの様な皿を持ってきて一緒に食べ始めた。スタッフの様なおばさんは、娘かお嫁さんかな?あの皿は、どうやらチーズラクレット。二人で楽しそうにお喋りをしながら、平らげてしまった。おばあさんがあの量を食べたのにはビックリだった。もしかしたら、ラクレットって軽い料理なのか?

13:00過ぎSENES小屋を出発。

しばらく歩くとこれを発見。オキナグサの仲間。

実はこれまで、毛だらけの終わった花がたくさんあった。左の写真の茎の所にある様なのが、、、。やっと見つけたのがコレでした。

また雨が降り出し、しばらくはどんどん坂を下った。

FODARA小屋への分岐点近くまで来ると、緩やかな草原と小川。 

もちろんここはお花畑。 

その中を歩く妻。

お花畑の中を歩いてもいいのかしら?と周りを気にしながらも楽しそう。

そして、Ra Stua小屋の駐車場には、14:41に着いた。小屋でお茶を飲むにも中途半端な時間なので、外で待機。15:00よりちょっと早くルーカさんが迎えにきた。帰りの車の中では、「楽しめたか?天気は良かったか?」とか、いろいろ話しかけてくれる。「まあまあだった。後半雨やら他にもに降られたけどね」。ホントは「他にも」の所は「雹」と言いたかったんだけど、、、無口になってしまった。今調べたら「hail」でした。

夕方(とは言っても21:00近く)、向かいの 山が赤く染まった。それを見ながら、ビデオを撮りながら、ビールを飲む、ってけっこう忙しい。

 

7月2日 5日目

終日雨

昔、鉄道があったところが、自転車と歩行者用の遊歩道になっている。大雨ではないので、行ってみた。

郊外、といっても歩いてわずか10分か15分。

お花畑になった。 

道端にあったマツムシソウの仲間。 

Bartsia alpina ゴマノハグサ科。

一昨日登ったルートが見えた。左の垂直部分を登り、中段でトラバースして、ドーム状の頂上へ出た(と思う)。街中からは5Torriの陰になって見えない。

これも全部遊歩道の脇に咲いてた花。

コルチナシラナイギクが二つ、コルチナシラナイマメが二つ、コルチナシラナイソウとマンテマの仲間だ。

これはリンドウの仲間かな? 

帰り道、お店かお家かわからないが、花いっぱいの家があった。

お花が大好きな人なんだろうなぁ。 

雨が小振りになって、街の向こうに草原、そして5Torriが見えてきた。 

 バスターミナルを通り過ぎて、元鉄道橋まで行ってから戻ってきた。

街の入り口近くにあったおしゃれなホテルを妻が撮影した。

この辺りから見た街もなかなか絵になる。

この後、いろんな店を覗き、お土産を買い、晩御飯を買い、ホテルに戻った。

 

 

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