6月4日
この間、麓から転進してしまった山。チャンスを逃すと一生行けないかも、と、出かけることにした。
カーナビの「そろそろ2時間に、、、」は下牧Pだった。このパーキング、トイレだけしかない。ホントに自販機もないし、、、。
そしてこの山、侮ってはいけない。急登だけでなく、急下降、それにお日様にあぶられながらのアップダウン。登山道も荒れている。登山者を苦しめる要素満載だ。
この画は、鎖場を楽しむ妻。
8:20駐車場発-8:51上の駐車場-9:09手小屋沢避難小屋分岐-10:06手小屋沢避難小屋入口-11:04鎖場その①-11:21鎖場その②-11:32鎖場その③-11:41鎖場その④-12:07頂上-12:15頃お昼-13:00下りはじめ-13:50剣が峰武尊神社分岐-14:15シロバナイワカガミ-15:16武尊沢渡渉点-16:08手小屋沢避難小屋分岐-16:17上の駐車場-16:45駐車場
このすぐ先、武尊神社を過ぎると「自己責任で、、、」と書いてある林道に入る。と、先日偵察済み。
そこで、裏見の滝駐車場に止め、歩き出す。8:20
この駐車場は、舗装され、きれいなトイレもある。着いたときは1台も居なかった。そして、帰ってきた時も、、、。
30分後、上の駐車場に到着。「林道、普通に通れるじゃない」。歩いてみれば下の駐車場に止めてきたのは警戒しすぎだった。8:51。
でも、もう歩いちゃったからね、、、。ここからは、車で通れそうもない道が左上に向かう。
20分後。手小屋沢避難小屋分岐。9:09
武尊神社から上の駐車場まで50分だと思っていたら、ここまでが50分だった。上の駐車場に着いたときは、シメシメと思っていたが、こっちの勘違いだった。
ここから、疲れれば疲れるほど急になるという登り。木々の間から空が見え、「あと20分くらいかなぁ」と思ってからが長かった。「ここを登れば、、、」の後にまた一段、また一段と急登が登場。
「またか」と思いながら登ること30分。やっとこさ手小屋沢避難小屋分岐に着いた。10:06。
行き先は、武尊山、山頂とちゃんと区切ってある。ここからは尾根歩き。
歩き出してすぐ、左下にかまぼこ型の避難小屋とそこへの分岐が現れた。さっきの分岐はどこへ行く?
癒しのツツジが現れた。
日陰には雪が。
一部ステップも残っていたので、何日か前までは歩かれてたんだな。
鎖場その①が登場した。右写真、ビデオにワイコンを付け、ザックに固定して撮ってみた。キャプチャしてみると全然伝わらない。
鎖場その②。11:21。
順層なので、上から撮ると傾斜がわかりにくいかも。
鎖場その③11:32
ここはルンゼ状のところを登る。
すぐ上にはシャクナゲが綺麗に咲いている。右上の白いのは、遠くの雪渓。
つぼみは濃いピンク。開くにつれて色が薄く。
ほんの数歩後ろに登ったピークからは周囲の山が見渡せる。
上段左:平標方向
上段右:巻機方向
下段左:奥利根方向
下段右:至仏山
右 :燧ケ岳
左がさっきのピーク。直後から鎖場その④11:41
この先で、尾根は緩やかになり(正確には緩くなったように感じ)、山頂も見え始める。ただ、細かいアップダウンがあり、意外と苦しい。
シャクナゲに山頂を入れてみました。
桜も咲いてるし。
急に上が開け、
山頂に到着。12:07。
よく見るとツッコミどころ満載かも。
"SANTYOU"、、、
いっそのこと"Summit""Altitude"にすれば2か国語表記にできたのに。
お昼にしちゃおうか?少し先まで行こうか?
山名の案内に富士山が、、、
、、、見えない。
そのままお昼にした。12:15。
今日は撮り忘れたので、代わりに頂き物の羊羹を撮ってみた。
コーヒーを飲みながらの羊羹はいいけど、珈琲入りは微妙だなぁ(これは個人的感想です)。
これから向かうコース。あのトンガリが剣が峰。武尊神社へは最低鞍部からじゃなくて少し登ってから下るようだ。
この時点ではこの程度にしか思っていなかった。まさか、ほぼ剣が峰に登ってからとは、、、。
登山道は山頂をわずかに下ってから右折だ。13:00、下りはじめ。
この行き先表示には、地元の高校いくつかの名前が記してあった。共同出資して作ってくれたんだろう。
鮮やかなミヤマキンバイ
しばらく下りは鉄平石だらけ。カラカラと音はいいけど、平らな石が重なっているので一緒にずり落ちちゃうよー。
鉄平石は、安山岩の板状節理。つまりはこの山、古い火山ということ。なんかブラタモリみたいになってきた。
シャクナゲ並木もある。
雪解けの日陰にはショウジョウバカマ。
ただこの辺り、太陽に向かって歩くのであぶられる。そして、ピークを越えるとまた目の前にピーク。もうヘロヘロ。
やっと、武尊神社への分岐点だ。13:50
なんと剣が峰のすぐ下まで来てしまった。写ってないけど、剣が峰100m、の表示があった。
さあ、あとは下るだけだ、、、しかし。
シャクナゲと頂上を重ねてみた。
左の尾根、垂直に見える辺りの向こうが鎖場なんだろう、から登り、ぐるっと回って。
シロバナイワカガミがあった。私達は初めて見たけど、帰ってから調べたら、結構全国的に分布しているらしい。
「下るだけだ」と思っていたら、半端ない下りが待っていた。
こんな角度の道が次々と出てくる。登りに使ったルートの方が鎖場、つまり岩の部分があるだけましかもしれない。
サンカヨウが咲いていた。
雨に濡れると透き通る花だ。
さらにツバメオモト。
武尊沢渡渉点まで下ってきた。さしもの急下降もここまで。標高差約500mの下りに1時間半近くを費やしてしまった。15:16。
ハクサンチドリ?
これで一周。16:08。
行く時に右からのルートは避難小屋経由より近いのかなぁ、なんて深く考えずに通り過ぎたけど、2.2kmは頂上じゃなくて剣が峰まででしたぁ。
登りの鎖場下ですれ違ったパーティがいたけど、あの方たちのように避難小屋ルート往復が正解かもね。
林道をちょこっとだけショートカットし、16:17。上の駐車場を通過。
そのまま林道をスタスタ。我々の車1台だけの駐車場に戻ってきた。16:45。
その後、湯テルメ谷川へ向かった。昔ぁし谷川岳に登った後とかに寄っていた町営の温泉だ。紅葉時期だったのでメチャ混みだった記憶がある。今日は平日の夕方、露天風呂は貸し切り、思いっきり体をほぐすことができた。二階の休憩室も貸し切り。内装もリニューアルしたらしく綺麗だった。
19:00頃家路に着く。晩御飯が遅くなるのでこの近くにスーパーがあればいいなぁ、と、通り道にあった。最近、キャニオニングなどで有名になった水上町。若い人や外国人が移住してきて、スーパーが成り立つらしい。実際、買い物中の外国人もいたし、。つまみも手に入れ、安心して高速に乗った。渋滞もなくすんなりと、渋滞にはまった平標の帰りと同じくらいには家に着けたかも。