7月15-16日
秋の高所トレッキングツアーに申し込んだ。トレーニングには富士山に登るのがいい、ではなく、「泊まるのがいい」そうだ。
富士山に行くために予約を入れたのは、御殿場前泊、頂上小屋の順だった。登る日はホテルの無料朝食をとらずに出る予定が、食べてからというラクチン設定に?
14日 夜御殿場まで移動、ビジネスホテル泊
15日 (水ヶ塚シャトルバス8:30)-8:58富士宮口五合目出発-9:31六合目-10:22新七合目-11:15 3000mの看板-11:20元祖七合目-12:12八合目-12:53お昼-13:32コインが刺さった鳥居-13:44九合目-14:22九合五勺-15:17浅間神社-16:00小屋にチェックイン-17:00夕食-17:30周りを散歩-19:00消灯
16日 4:00起床、食事-4:30小屋を出される-4:58御来光-5:08下りはじめ-6:13九合目-7:41 3000mの看板-8:39六合目-1:5-8:53五合目着(9:00五合目シャトルバス-9:35水ヶ塚駐車場着)
ホテルの朝食は6:30から。満室だったので、その時間にはすでにみんな並んでいた。登山の人はあんまり見かけなかったから、他に何かあるのかなぁ、と食事を済ませ、シャトルバスの出る水ヶ塚駐車場に移動。満車に近かった。8:00の便には間に合わず、9:00になるのかなぁ、と、「8:30に出します」と放送があった。
五合目に着いてすぐ山旅ロガーをセット。8:58だった。バス停の階段を上り、さらに登山口からもう一つ階段を上るとこの看板。撮ったのは、9:11
登山口にあった案内図。ルートごとに色分けしてる。富士宮ルートは青。
9:21。登りだすと五合目駐車場が見えた。バス停は右下に隠れてる。
昔、マイカー規制がなかった頃、車中泊したのは車が並んでる段だ。そしてよく見ると、遠くに、、、
水ヶ塚駐車場が見えたのでズームアップ。
9:31。六合目に到着
頂上の方向はまっすぐ上。ここから本格的に登る。
10:22。新七合目に到着。
ン、「新」、、、
妻とはちょっと間が開いた。
ちょっと、一歩が大きいかも。
富士山にはあまり花がない。たまたま、チョウがとまってたので撮ってみた。花はフジハタザオ。
間もなくイワツメクサも咲いていた。
以後、ほとんど花はなくなったので、撮っといてよかったぁ。
11:15。3000mの看板を通過。でも、標高差で半分も来ていない。
そして間もなく元祖七合目。11:20。
七合目の次は七合目だった、、、。
知らなければ「新」「元祖」、まさか「本家」は?とか思ったかも。
3000mを超えたのを妻は知らずに歩いてきたそうだ。
12:12。八合目に到着。
妻は、すれ違う人、追いついた人と情報交換、、、しながら、登ってきた。
12:53。大事に持ってきたトマトが美味しい。
八合目では、順応のため長めの休憩を取るつもりでいた。お昼ご飯も含めて小一時間の休憩だった。ちょっと長かったかも。
歩幅を小さく、息はハーでなくホー(喉の奥を開ける)という登り方を教えてあげたら、ほとんど同じペースで登れるようになった。13:13
この辺りからすれ違うスペースが少なくなってきた。
そして、何故か隙間にコインがねじ込んである元鳥居を通過。13:32。八合目以上は浅間神社の境内だから、その入口なのか?
「元」と書いたのは鳥居の横棒がなかったから。このコイン、もしかしたら、「金の成る木」にしたかった?
雪のある時期はこの斜面を登れるんだけど。
13:44。九合目に到着。妻も一緒に登ってきた。
14:22。ちょっとゆっくり目に次の小屋に到着。
九の次は十ではなく、9.5でした。
頂上まではもう近い。
が、ここからが階段状の急登。
妻を待って合流。
あそこがお鉢の縁だ。
下を見下ろすと、八合目辺りまで雪が途切れ途切れに残ってる。
雪の時期に滑ると一瞬だったけど、、、。
15:17。浅間神社に到着。
鳥居が新しくなってた。
5分後、妻が到着。15:22
いやぁ、お疲れさまでした。
あたりまえだけど沢山の人が記念写真を撮る。順番を待って私達も撮った。15:44。
すぐ近くにお化粧を直してた女性がいた。日焼け止めかなぁ、と思っていたら、自撮りをしていた。そういうことかぁ、と時代の流れを感じたりした。しかし、デジカメを渡して、しっかりと二人の写真を撮ってもらった。
小屋の入口で待つこと15分。16:00ちょうどに小屋が開いた。ザックを置いたところが入口の真ん前だったので、一番に手続きができた。
予めネットで見といたので、ビックリはしなかったが、この小屋はこんな説明と決まりだった。
一泊二食7,500円、土曜日は1000円増し。
夕食17:00
消灯19:00 以後外出禁止
起床4:00 直ちに食事
退出4:30
食堂から奥は土禁。トイレは突き当りを左に、備え付けのサンダルで。水は出ない(というかそもそも無い)。布団は隣と半分重ねで巾は肩幅くらい、長さは170cmくらい。夕食はレトルトのカレーにインスタントの卵スープ。朝食はレトルトの袋ごとのサバ味噌と味付け海苔にインスタント味噌汁。値段はそれぞれ1,000円。寝ていると、トイレのアンモニア臭がキツイ。
向かいの布団に白人が入っていた。足が布団からはみ出し、辛そうだった。これで、世界遺産を名乗っていいんだろうか。最初に書いたように、我々は、トレーニングのために泊まったので仕方ないとあきらめがついたけど、たぶん二度と泊まることはないだろう。
この部分、誹謗中傷のつもりはない。けど、富士山は世界遺産、しかも文化遺産の方だからこそ恥ずかしいと思う。
部屋というか布団の上で荷物整理中、太ももの内側がつったみたいになった。伸ばすように歩き回り、自販機で500円のお茶を購入した。
夕食は、用心して1/3程を残した。
17:30。やることもないので、お散歩に出てみた。
一面の雲海がきれいだ。
一か所雲が開いていた。ちょうど登ってきた方向だ。五合目の駐車場が小さく見える。
駒ヶ岳の頂上にある丸っこい石。たぶん、溶岩。
さっきの外人さんと写真を撮りあった。喜んでいたけど、この後、小屋の布団がなぁ、、、。
剣が峰方向にきた太陽がまぶしい。沈むにはまだ早いけど。
標高が高いので日差しが強い。
火口を眺めるにも、日焼け注意!
吉田ルートというか須走ルートの頂上方向。
あちらにも泊まれる小屋があるそうだ。
小屋に戻り、食堂でしばし歓談。やはり高所トレーニングで泊まる人も居る。この方は、キリマンジャロに行く前にも泊まりに来たそうだ。凄いなぁ、また泊まろうと思うところが、、、。
そして、19:00。「消灯します」の声がかかり、修行が始まった。
3:15頃、発電機の音が聞こえてきた。3:30を過ぎるとみんな起きだし、ヘッドライトで荷物整理が始まった。とりあえずトイレを済ませておいた。そして、4:00、小屋の人が起床を告げに来た。すぐに食堂へザックを持って移動、ザックは壁際に並べた。妻はトイレ渋滞に捕まったようだ。妻は「食欲がない」と朝食に手を出さなかった。手つかずの朝食を返しても返金は無し。「用意はしたぞ」ということか。私はほとんど寝られなかった(と思ってた)せいか腹が減って完食。とは言っても内容は、上に書いたとおり、レトルトサバ味噌とインスタント味噌汁。
小屋を出ると、人がたくさんいた。せっかくだから御来光でも、と、羽服を着こみ、目の前の駒ケ岳に陣取った。4:34
ズームアップすると人がたくさん待っている。どうやら、金色に輝いてきたあの辺りに昇るようだ。
あちらの山の上からはもう御来光が見えたらしい。人々が続々とこちらに向かってきた。その人の隙間から太陽が昇ってきた。4:58。
人が写らないようにというのは全く無理だし、いつまでも居てもしょうがないので、下ることにした。5:08。
御来光は羽服を着たこんな格好で見ていた。向こうの青い服の方は交通整理の人。
下るにつれ日が高く、高度は低く、どんどん暖かくなってくる。九合目着 6:13。
宝永火口がよく見える。滑ってくるときはこの火口の手前で向かって左から右に雪渓を乗り換える。
7:41。3000mの看板まで降りてきた。
服はもう一枚脱ぎ、帽子は日除け付きに替えた。
8:39。六合目到着。
これは、靴底をチェック、してるのではなく、ストレッチ。
この辺りから、急に木が出てくる。
そして、ついに、
五合目到着。8:53。
たぶん9:00のバスがあるはず、とバス停に急いだ。
予想通り9:00発だった。
水が塚駐車場のレストハウスは、10:00開店。フライング気味に入りまずはソフトクリーム。
カーナビで立ち寄り湯を探すと、御胎内温泉というのが出てきた。そこへ向かおうと車を走らせていると、自衛隊の人が走ってる。どうやら富士山駅伝のトレーニングらしい。後で調べたら、往復で4時間を切ってる。私たちは下りで4時間くらい。凄いなぁ。
そして、午前中から温泉で疲れを流し、近くで蕎麦を食べて、空いてる東名を走って無事帰宅。