10月28日
どうせなら今まで行ったことのない東海の山へ行ってみよう。移動は車、Go toを使って少し贅沢に温泉で前後泊。
山までは距離もあるのでその日のうちには登れない。ならば、遠回りして伊良湖岬から鳥羽へ渡ってみよう。40年ぶりになる湯の山温泉に泊まり、山登りは翌日(今日のこと)に設定。
8:54三峯園出発-9:16中道登山口-9:36裏道分岐-9:42ロープウェイをくぐる-9:50おばれ岩-10:16地蔵岩-10:33キレット-10:48かもしか広場-11:34富士見岩-11:58頂上-12:03望湖台-ゲレンデまで戻りお昼-12:45下りはじめ-12:59国見峠-13:58兎の耳-14:12藤内小屋-14:26七の渡し-14:51一合目-14:55ロープウェイ駅-土産屋さんを覗く-15:36三峯園着
宿には前日に到着(前日の様子はずっと下の方にあります)。
朝、露天風呂に入っていると、山の上が赤く染まってきた。6:14。天気は良さそうだ。
たっぷりの朝食をいただき、準備を済ませ、宿を出発。8:54。
白く見える日本一のロープウェイ鉄塔の辺り、紅葉してるようだ。
約20分後、登山口。9:16
御在所岳には、主な登山道が三つある。表、裏と中。ネットで調べたらこの”中”が一番楽しいらしい。この看板、よく見ると登山道口だぞ。
そして、さらに20分後、裏道との分岐。9:36
9:42、ロープウェイをくぐる。手を振ると振り返してくれる。
私は、ゴンドラをツマんでみた。
この間、妻は次から次と来るゴンドラ5台分くらいに手を振り続け、「疲れる、早く行こう」、、、。
奇岩地帯に入ると早速、おばれ岩、9:50。巨大だ。
負ばれ岩を負ぶってみた。
紅葉越しに頂上が見えるようになる
隊員 ↑ 要救助者と二人 ↑
実は、おばれ岩に近づくころからずっとヘリの音がしていた。初めは紅葉の取材かなぁ、と思っていたが、ホイストで隊員を下ろし(左、10:06)、遭難者を引き上げた(右、10:26)。助かるといいなぁ、と、ずっと思っていたし、居合わせた人とも話していた。
が、下山中、追いついてきた救助訓練中の機動隊や山岳会の人から「あれは訓練だったんです」、、、空中に[訓練]って書いといてよぅ。
10:16地蔵岩
落ちそうで落ちない、と、受験生には御利益があるらしい。
それならと、帰りに受験生の孫のためにキーホルダーを探したが売り切れだった。
つまんでみたり
ツンツンしても、やっぱり落ちなかった。(笑)
周りが開け、鉄塔が良く見える位置まで登ってくると、急な岩を下る。キレットと言われる所だ。10:33。
鎖もしっかりしているので、何の問題もない。
10:48、かもしか広場。結構見晴らしのいい場所だ。今まで看板を撮り忘れたけど、各合目には新しい看板が設置されていた。
紅葉の中、だんだん近づくピーク。
11:34富士見岩到着。前後して登っていた女性は、富士山が見えたことは一度もない、そうだ。まあ、何百キロも彼方だから、よっぽど条件が良くないと無理かも、、、。目の下の紅葉は素晴らしい。紅葉をバックに記念写真。
ただ、ここまで来ると観光客の世界だった。
観光客やハロウィンのコスプレさんと共にスキー場のゲレンデを登り、11:58、頂上に着いた。ここは県境なのね。
みんなが撮る記念写真。
一等三角点は本来はもっと地味。全部こうだ、と思われないかな?
望湖台あっち、なので行ってみた。12:03。琵琶湖を俯瞰することはあまりないかも。
頂上は密なので、ゲレンデまで下り、お昼にした。
見ているのはこんな景色。
かわいらしいゲレンデだ。
向こうのピークにはレーダードームとロープウェイの終点。
観光客も登山者もほとんどこの方向からやってくる。しかし、たまにこの画面の左下から突然人が現れる。そのうちのお一人に聞いてみた。間違いやすいから注意しないといけないが、裏登山道に合流するそうだ。なお、本来の裏登山道はレーダードーム左下の画面が途切れる辺りから始まる。
時間入り二万五千図で確認すると、向こう回りだと25分、こっちだと10分。当然こっちから、12:45下りはじめ。
その名の通り、イワカガミ、の葉っぱ
ティラノサウルス、の頭。
白い石で目と歯を表現してある。みんな考えることは一緒だなぁ。
12:59、国見峠。ここは裏登山道8合目。裏道をひたすら下る、、、人生???。
途中の紅葉はなかなかのもの。もちろん記念写真。
藤内壁を眺めたりしながら降りていくと、メットを被った集団が追い付いてきたので、道を譲る。みんなユマールを持っている。
と、しばらく先で、何やら準備中。逆に追いついたので話しかけた。「沢を登っていた方達ですか?上から見えてました」
「そうです。救助訓練で。あの白いメットの連中は機動隊です。ここから人を負ぶって下る訓練です。」
「なるほど、救助だからみんなユマール持ってんだ。あの人たちは体力の塊みたいなもんですもんね。そういえば、さっきヘリが救助してましたけど、」
「あれも訓練なんです」
「そうだったんですか Σ(゚Д゚)。助かったかなぁ、と思いながら歩いてました。訓練で良かったわぁ。」(心の声:テレビの画面みたいに、空中に[訓練]って書いといてくれぇ)
13:58、兎の耳。
兎はどこかなぁ?ちょっと下流にありました。下から順に、ウサギの鼻と口の部分、目、短めの耳、と。
岩の間の真っ赤な紅葉。
14:12、藤内小屋。
何年か前に大量の岩が落ちて来て廃業も考えたそうだが、山屋のボランティアが集まってきて再開できた、とヤマケイやネットに出ていた。今日は平日なので営業していなかった。
14:26、七の渡し。渡り切ると壁沿いにバンドを辿る。
その後、人くらいの大きさの石なら通す構造の砂防堰堤を通り抜け、林道を歩き、舗装道路の下をくぐる登山道を歩いてひたすら下っていた。と、いきなりロープウェイの横に出た。14:45
14:51、一合目。
14:55、ロープウェイ駅着。Go to 地域共通クーポンを使おうと土産屋さんに入る。少し使って残りは明日に。
15:36。三峯園着。
今日も温泉に入り、Go toならではの松坂牛。
ここの紅葉は、東北の紅葉とは少し違い、我々には新鮮だった。コースも、中道は変化に富み、裏道は美しい紅葉の中を歩ける。なかなか楽しい山だった。
おまけ:前日の行動
4:15起床、5:00出発-東名‐新東名-浜松SAで朝ごはん-浜松いなさJCT-東名豊川IC‐9:45伊良湖フェリー乗り場10:50-11:35頃鳥羽-二見ヶ浦-12:12夫婦岩-13:33朝熊山-13:56金剛證寺-16:00頃 三峯園
伊勢湾フェリー、伊良湖発10:50。
出航1時間前に到着すると一番乗りだった。一台¥6,900(ドライバー込)+同乗者一人¥1,600=¥8,500。
手続き後、時間があったので岬の方へお散歩。灯台を過ぎて間もなく恋路ヶ浜が見えた。朝ドラ、エールのロケ地だ。
そそくさと戻るとフェリーの案内時間。車を乗り入れると間もなく出航した。
釣り船が集まっている場所がある。潮や海底の地形がいいところなんだな。その近くには神島、映画「潮騒」のロケ地(古っ!)だ。時間を見なかったけど、11:35頃鳥羽着。
二見ヶ浦へ移動して、12:12、夫婦岩
それを撮影する奥様。
ここは海からのお伊勢さんへの参拝路の始まり。しめ縄は元々結界を示すそうだ。
13:33、朝熊山。天気がいいので景観マップのように見える。さすがに富士山とかは見えないけど。
目を引いたのは、縦だけどビックリマークが並んだような島。景観マップを見返したら、飛島、と描いてあった。なるほど。
”あさま山”だったのね。
それに図らずもお伊勢参りルートを辿っていたんだ。
13:56、金剛證寺。
朝熊山からの道を行くと、先に奥の院に着く。そこから歩いて下り、改めて仁王門、本堂へと歩いた。
仁王門の仁王様、右が"あ"、左が"うん"
さらに階段を上ると、左に”福牛”、頭に福の神を乗っけてる。右には”銭虎”。どちらも触られたところがテッカテカ。でも、この時期なので、触るのを控えた。
本堂。
”撮影禁止”とあったので、撮影はここまでにして、参拝しました。
その後、スカイラインを下り、内宮前を通り過ぎ、高速で四日市まで一気に北上。