はじめに

行先、出発前のあんなことやこんなこと、日程などを書いときました。

 行った所は、コルチナダンペッツォ(イタリア)とシャモニー(フランス)。どちらも登山ベースとして有名な所。今回は、その2箇所を拠点としてヴィアフェラータ(写真上)とハイキングを楽しんだ。

 ホテルや飛行機、長距離バスに山岳ガイドと予約ができる部分は全てネットで手配した。世の中便利になったもんだ。

が、仕事の都合で大幅に日程変更したので、飛行機、ホテル、バスなどのキャンセル料が発生した。中でも半年くらい前に予約していたアリタリア航空のキャンセルと、スカンジナビア航空で一ヵ月半くらい前に航空券を取り直したのが、もう一人行けたんじゃないかくらいイタかった。こちらの都合だから仕方ないけど(涙)。

 もうひとつ、別の意味でイタかったのはホテル予約サイトのExpediaの対応の悪さ。

 キャンセルのためホテルにメールしたりしたが、結局Expediaを仲介して、ということになった。Expediaにメールしたけど「ホテルに直接、、、」と堂々巡り。微妙なやりとりが必要と思い、日本語対応の電話番号にかけた。「しばらくお待ちください、、、メロディ、、、しばらくお待ちください」が17分も続き、繋がった挙句の果てに「後日返答」。1週間たって返答が無いのでかけなおすと、また「しばらく、、、」が20分近く。そして、「連絡があった、との引継ぎはあったが、電話しろとの引継ぎは無い」とのこと。さらに、「Expediaは仲介はしているが交渉はしない。連絡が遅くなったのはお詫びする。その点については、後日Expediaを通じて予約したホテルで使える¥5000券を送る」。埒が明かないので即座にキャンセルをさせた。以後はホテルに直接予約を入れることにした。Expediaには5千円得をさせたが、金額より手間がイタかった。あちらにとっては客が一人減っただけの話だろう。

 ところで、ヴィアフェラータとは、第一次大戦で山岳戦が繰り広げられた時のルートを元に、それほど経験を積んでいないクライマーでも登れるよう、ワイヤーを整備してあるルートを登る岩登りのこと。

 イントロが長くなりすぎました、、、。

飛行ルートはこんな感じ。コペンハーゲン乗り継ぎでベネチアに入りコルチナダンペッツォへ。シャモニーへの移動はベネチアからLCCでジュネーブへ飛んだ。帰りはジュネーブからコペン経由で成田へ。同一ルート往復でないのは、航空会社のホームページで予約したから。

 実際の日程はこの下に。

  日付 日程 交通機関等 現地時刻
1 6/28
(土)

成田→コペン
→ベネチア
飛行機 14時間35分

ベネチア泊
ホテルアレルッキーノ

SK984

 

SK2691

11:40成田

16:05コペン着
17:10コペン発
19:15ベネチア

2 6/29
(日)
早朝ベネチア観光
コルチナへ移動
コルチナ泊
ホテルロイヤル
バス
Cortina Express
14:00ベネチア
16:20コルチナ
3 6/30
(月)

ヴィアフェラータ

コルチナ泊

Dgli Alpini

というルート

8:00
ガイド迎え
4 7/1
(火)
ハイキング
コルチナ泊
SENES
ハイキング
8:30
ジープ迎え
5 7/2
(水)
終日雨
コルチナ泊
サイクリング道散策  
6 7/3
(木)
コルチナ→ベネチア
→ジュネーブ
→シャモニー

シャモニー泊
ホテル ドゥアルブ

corina express

イージージェット

SATバス

8:30コルチナ
10:30空港着
13:35発
14:50 ジュネーブ
17:15発
19:15 シャモニー
7 7/4
(金)
ハイキング
シャモニー泊
フローリア
ブレバン
 
8 7/5
(土)
ハイキング
シャモニー泊
ラックブラン 8:20バス
9 7/6
(日)
アオスタ観光
シャモニー泊
バス
SATバス他
8:15バス
10 7/7
(月)
ハイキング

シャモニー泊

エギーユ ドゥ

   ミディ→
モンタンベール

7:20ケーブル
11 7/8
(火)
終日雨
シャモニー泊
ホテル アルピナ
市内散策  
12 7/9
(水)
シャモニー→ジュネーブ
ジュネーブ泊
ホテル スイス
バス
ジュネーブ
 市内散策
9:15シャモニー
11:15ジュネーブ
13 7/10
(木)
ジュネーブ→コペン
→成田
飛行機 15時間10分
機中泊
SK1610

SK983
11:25ジュネーブ
13:25コペン着
15:45コペン発
14 7/11
(金)
成田着   9:30 成田着

 

6月28日 1日目

空路コペンハーゲン経由ベネチアへ(約14.5時間)

飛行機を乗り継ぎ移動です。

 

NEX新宿発8:02-9:28成田11:40-16:05コペンハーゲン17:10-19:15ベネチア 

スカンジナビア航空はノルウェーのヨートゥンハイメンに行った時にも乗った。実は出張でも使っていたので、もう何遍乗ったことか。

いつものA340の機体。10年くらい前も同じ機種だったので、使い込んだ感じを醸し出している。

機内食は量的にもヘルシーになっていた。どうせ動かないのでちょうどいい。

飲み物は、アルコール類は一杯目からお金を払うシステムに。前は最初の一杯はタダだったのに、、、。

飲まないわけはないので、ヨートゥンハイメンの時から持っていたノルウェークローネ(その時の経緯はコチラ)で支払った。が、日本からの便でそんな現金払いを想定してなかったらしく、しばらく後にかき集めたコインでおつりを持ってきた。しかし、これが帰りの便でラッキーなことに(ムフフ)。なお、ビールは缶だけど、ワインはプラボトルでした。

ロシア上空の北極圏辺り。ツンドラには大小の池が見えた。人工物は何も見えない。たぶん周りはドロドロの土地で、人は住めないと思うなぁ。

コペンでは乗り継ぎが約1時間。T3に着き入国審査後T2に移動。荷物はスルー。T2の付け根に屋外喫煙コーナーを発見。

ところで、デンマークはシェンゲン条約国なので入国審査はここで行う。出国もここなので、パスポート上はイタリアとかフランスとかの証拠は残らない。なんとなく寂しい。

ベネチアマルコポーロ空港で荷物を受け取り、バスでベネチア本島へ。ホテルに着くのは20時過ぎなので、バスターミナルから直ぐのホテルを予約(ちょっと高い)。

なお、空港ではEasy Jet寄りの出口を行くと、そのままRoma広場行きのバス停(5番だったか?)

これは翌朝撮った写真。

チェックインの後、早速夕ご飯に出かけた。ちょっと探したけど、結局ホテルの直ぐ脇の店でパスタにした。長距離移動だったので。

ガルダ湖辺りのワインがあるというので、頼んでみた。美味しい!パスタとハーフボトルワインで€61.6(約¥8624)

 

6月29日 2日目

コルチナへ移動の日。本土にあるメストレ駅発14:00(約2時間)

時差の関係で早朝に目覚めたのを利用して誰も居ないベネチアを散策。空いてて良かった!昼には友達と食事後、コルチナへ。さらに、コルチナ到着後、明日のガイドと打ち合わせ。 

朝5:00に目覚め、「朝ごはんまで時間があるなぁ」、などと思っていたら、妻が「今なら空いた街を歩ける」と気がついた。早速誰もいない街へ。

周りを良く見ながら歩くと、「サンマルコ、リアルト」と書いてある表示がある。中には写真のように半分草に覆われたのもあるので、見逃すと迷う。迷った私が言うのでまちがいない。

道はほとんど路地。昼間はここに人が溢れるんだろうか?お店ももちろん開いてないのでお土産の下見をしながら歩く。めぼしい店を見つけ、朝食後に再訪したが、向かいの店の人が「今日は休みだよ」と教えてくれ、ちょっと残念。歩いている人は妻。

リアルト橋に到着。ここでも歩いているのは妻のみ。

なお、この手前にイタリアのドコモみたいな存在のTIMの店がある。朝食後出直してsimを買った。€30で電話とネットが使えるセットがあり、アクティベーションもしてくれる。現地の電話番号になるけど海外定額とかよりずっと安く済む。ある程度の知識があるならオススメ。

リアルト橋からのグランドカナル。建物の窓に反射した朝日が水面に映っている。この景色を二人占め。

この橋を渡ったところの左角にベネチアングラスのお店があった。朝食後に買いに来ようとしたが、露天などが出ていて迷った。結局買えましたが、、

朝日のサンマルコ広場に到着。

ちょうど寺院の肩から日の出。

広場には、掃除のオジサンとハト。自由に走り回れる(走らなかったけど)。

寺院の入り口。

いろんな色の大理石の柱や壁画、彫刻がある。

細かい細工がたくさん。ベネチアが目的なら、じっくり見てもいいかも。

もちろんオープンまではまだ4時間近くあるので、中には入れず。

寺院の右のほうには広場が続いている。

そこを歩くと大きな運河のほとり。

対岸の寺院も朝日に当たってる。

と、そこに巨大な客船が、タグボートに引かれてやってきた。

最上階のデッキには大量の人が立っている。

朝日のベネチアを眺めるための移動なのね。

その波を受けて、岸にあるゴンドラが、ゴツンゴツンとぶつかってる。

カワイイ。

そろそろ動き出すゴンドラ。

昼間は蒸し暑そうなので、この時間ならいいかも。

帰りは元来た道を戻るのではなく、妻が「行ってみたい」と言う、アカデミア橋経由で。木造では最大の橋。

なぜか、鍵が大量に付いてる。鍵をかけて永遠の愛を誓う ってやつか?周りに誰もいないので聞けないまま。

アカデミア橋を渡ったところからの運河。

ホント人がいないのがいい。

このあと、ホテルに戻り朝食。

そして、お土産を買いに再度出発。リアルト橋近くのベネチアングラスの店が見つからず、サンマルコまで行ってしまい、引き返す。前にも書いたとおり、露天が出ていて、イメージが違っていたから通り過ぎていました。

 ホテルに戻りチェックアウト。今度は鉄道でメストレまで移動しようとした。チケットの買い方がわからないので、最初、案内の整理券を発券機で取り、番号で呼ばれ、その窓口では発券されず(案内のみ)、発券用整理券で並びなおした。発券そのものは行き先と人数でアッという間に済んじゃった。

乗り場は、国鉄と市内鉄道?(外のホーム)で別。ホームのガチャン(改札口はなくホームで機械に差し込みハサミが入るという例の方式)は一度入れそのまま左へスライドするというわかりにくい方式。

メストレで、友達と待ち合わせ。少し早く着いたので、バス停を確認しに行ってきた。戻ったら、彼女と妻が話していた。それが12:00ころ。彼女が予定していた店がお休みだったので、急遽別の店に入り、「一時間くらいで食事したい」と伝えてもらった。彼女は、ミラノに料理修行に来ているT.T.さん。イタリア語がしゃべれるのでありがたい。食べながら積る話をしていると、アッと言う間に出発時間が迫り、コルチナ行きのバスに乗り込んだ。往復で€50×2人(約¥14000)。昼ごはんは3人で€54(約¥7560)

 Tさんは、その後本島の友達と(ずっと)飲んだそうだ。後日の話では、我々はなぜかシャモニーに向かったことになっていた。イタリアに来てもテンネ○は変わっていないようだ。

途中の工事のため、コルチナにはちょっと遅れて到着。 

泊まったホテルは、バスターミナルの近くで、中心街の一角。チェックインし、打ち合わせの5分前なのでロビーに下りようとしていたら、フロントから山岳ガイドが来た、との知らせ。水を買いに行く間、少し待ってもらった。

 実はチェックインの時にひと騒動。最初、鍵を受け取り入った部屋が掃除してなかった(スッゴイ汚い使い方だった)ので、フロントに戻り、「クリーニングしてない」と言いに行った。フロントのおじさんに連れられ別の部屋に行ったら、ここも汚いまま。「クリーニングはいつできる?それまで待つから」、「明日だ」、、、。3つ目の部屋でやっときれいなところに案内された。そんなこんなでアッという間に打ち合わせの時間になりました。

 山岳ガイドは、日本語のホームページ(http://www.guidedolomiti.com/jp/)

もあるEnricoさん。ホームページの写真を見ていたし、ヴィアフェラータの依頼はメールでしていたので、初めて会った気がしない。イタリア人にはありえない時間前の到着(ごめんなさい)なのは、日本人との付き合いが多いからかも。人柄も良く、よく気が回る。話によると、明日の天気が午後からが悪いとのことで、ルートはお任せで連れて行ってもらうことになった。昼飯、水にその他飲み物は自分たちで準備。ヘルメットとハーネスはEnricoさん。不安そうな妻を見て、「強そう(Strong)だから大丈夫」と言っていた。痩せているのでそう見えたんだろうか?お迎えは8:00。なお、途中から日本人ガイドの三輪氏の奥様も入っていろいろアドバイスをしていただいた。

 その後、明日の昼飯などを買いに行きたいので、フロントで「スーパーはどこ?」「今日は休み。ずぅっと行ったところにお店があるよ」と。そこで、ずぅっと歩いて買いに行き、ビール、ウィスキーも手に入れ、今晩の準備も万端になった(嬉)。

 

6月30日 3日目

ヴィアフェラータを楽しんだ。

ホテルの朝食が7:30からだった。食事を済ませ、部屋に荷物を取りに行こうとしたら、またしても時間前にEnricoさんが待っていた。ホント日本人以上に時間に正確で申し訳ないくらい。

 

 ↓ これはGPSログ。フェラータ部分は垂直に近いのでログが乱れてる


より大きな地図で 2014_06_30_Cortina_Via_Ferrata を表示

Col dei Bosに車を止めて歩き出す。

一番下の板に Ferrata Degli Alpiniと書いてある。 

中央のリッジを登り、途中左へトラバース、その後中央左の丸いピークへと登る。

これは、降りてきてから撮った画。

8:48。気持ち良いフェラータへのアプローチ。ここでもEnricoさんは、歩くのが早くないか?とか気遣いをしてくれる。

林を抜けると、ドロミテの最高峰、マルモラーダが見える。 

ここは、第一次大戦の野戦病院があった所だそうだ。 

ここで、ギアと(ヘル)メットを出して登攀準備。とはいっても、フェラータ用カラビナの付いたハーネスを付け、メットをかぶるだけ。楽チン!フェラータ用カラビナとは、握るとロックが外れる仕組みのカラビナにショックアブソーバーの付いたシュリンゲが組み合わさった物。

そしてチンクエトッリをバックに記念撮影。ドロミテから見ると5つの岩峰にみえるところから付いた名前、英語なら、5-Tower. 

9:19。取り付きに着き、カラビナの使い方を教えてもらう。妻にはさらに短いザイルで確保してくれる。

 私の方はというと、先程車の中で、日本で登ったルートの話などをしていたので、あなた(私)の経験ならば、ビレイの必要はないだろうから勝手について来てね。ってことになった。

ルートはワイヤー伝いに登ればいい。 

早速登りだす。

出だしは急だけどホールドもたくさんある。

岩はドロマイトという石灰岩に近いもの。

角のないホールドが多い。 

Enricoさんが妻を撮ってくれた。

楽しそう! 

私は下から撮影。

ピンの所にはゴムのワッカみたいなのがセットしてあり、落ちてもここで止るようになっている。カラビナを架け替える時は一個づつ。必ず一つはワイヤーにかかっているように。そして、同時に二人が同じ区間に入らないように。ここでは、私が下の区間、妻が一つ上の区間に入っている。ただし、妻はザイルでビレイされているので、カラビナは一つ懸ければいい。 

「こっち向いて」と言うので、撮ってもらった。

楽しい! 

この辺りから昨晩の新雪が出てきた。妻の靴は滑りやすいので心配していたが、なんとか大丈夫。 

足元が箱庭みたいになって気分もいい。

ただ、楽しく登っていると、カラビナの架け替えを忘れ、何度も後ろから引っ張られ、そのつど、降りたり、手を下に伸ばしたり。楽しい所ほど忘れるから問題だぁ。 

頭の上に写っている辺りの道路が登山口。風が冷たくなってきたので、登山用マスクを着けている。これは息苦しくならないスグレモノ。 

一箇所下りがある所でポーズを取る私。 

再び登りにかかる。 

まもなく終了点 

11:26 。終了点。

ギアなどをしまう。約2時間のルートだった。

間もなく後から登ってきたパーティも到着。

Enricoさんは「どこから来たの」と聞いていた。「アメリカから、あんたは?」、「Cortinaから」、「近くていいなぁ」って(そりゃ地元のガイドだもの)

ここは360度の展望。すばらしい。 

11:37。わずかに歩き、本日の頂上に着いた。標高2559m。 

この寒い所にもコケナデシコが咲いていた。

Enricoさんは、別の花で、アルプスシラナイソウ というのがあると教えてくれた。

以後、私達名前のわからない花は全て、コルチナシラナイソウとかドロミテシラナイソウとかに分類されることとなった(笑)。

すぐ近くには第一次大戦のトーチカがある。近くには、当時のまん丸い鉄砲玉も落ちていた。こんな寒く空気の薄い所で満足な装備も無く戦った兵士たちの苦労はどれくらいだったんだろう?今年はそれから100年目。平和な時代に来れたことに感謝! 

下りには雪もある。けど、トレースもあるので問題ない。 

途中、ルートが真横から見える。

ザイルを付けた4~5人のパーティーが登ってる。

ツアーかなぁ? 

野戦病院の所まで下って、記念写真。 

12:45。駐車場に着いた。

すぐ脇の小屋で、コーヒーを頼み、昼食にした。

Enricoさんから、「午後観光に行く?」という提案があり、ラガツォイのケーブル(こちらではロープウェイもケーブルという) に乗ってきた。€14.2(約¥1988)、山岳ガイドのEnricoさんはタダという規定だそうだ。

 帰りの車の中で、「私たちは明日、花の多いところへハイキングに行きたいんだけど、おすすめは?」

「今年は、雪が多くて花が遅い。どこがいいかなぁ、、、。車持ってる?」

「いや、持ってないよ」

「そうかぁ、、、。観光案内所に日本語のできるマヌエラさんが夕方から居るから、場所と足と相談しよう。18:30ホテルでどう?」

「いいよ。有難う。」

「日本人は、晩御飯が早いけど大丈夫?」と、ここでも気遣い。

ホテルに着き、「それじゃぁ、後でね」

「待って、まだお金をもらってないよ」

「ごめん、ごめん、、、」

キャッシュで€270を急いで払いました。

時間があったので、お買いものと散策。

これは昔の市役所で、今は博物館。 

有名なガイドの銅像。

コルチナでは、山岳ガイドは尊敬される職業。

なるのはかなり大変らしい。 

そのネームプレート。アンジェロ、ディボーナ。アンペッツォのガイド、と書いてある(、、のはわかる) この後、いったんホテルに戻り、Enricoさんと合流。今度は遅れまいと、15分前にロビーに降りた。Enricoさんより早かった(ってどうでもいいことだけど)。

 観光案内所に行くと、マヌエラさんは、接客中。Enricoさんは「私は日本語の勉強中で、彼女は私の先生だ」。「日本語で○○ってなんて言う?」とか、英語で話しながら待っていた。接客が終わったので、Enricoさんが「私が今日フェラータのガイドをしたこの人たちが、明日花の多いところへハイキングしたい、、、日本語で打ち合わせをしてあげて欲しい」とイタリア語で伝えた(たぶん)。すると、マヌエラさんは機関銃のように話し出した。「今年は、雪が多くて花が遅いの。」と日本語で、周りの案内所の職員に「ドコドコは花咲いてる?コッチは?」とイタリア語。そして日本語で「車がないならバスかタクシー、あとジープもありますよ。」。Enricoさんがタクシーの値段を聞いてきてくれ、その値段を聞いて「高い!(イタリア語)おすすめはジープよ(日本語)」などなど、どこで息継いでるんだろう?というくらい良くしゃべる。バタバタと話が進み、明日はSENESのハイキングで、ジープの送迎往復€70、迎えは8:30、と。

終わって、スーパー?デパート?へ。一階は食料品のスーパー、お土産、文具、本。二階以上は服、登山用品などなど。私たちは今晩と明日の昼の食料を買いました。 スーパーではお惣菜もある。番号札を取り、その表示が出るとあれだこれだと注文ができる、銀行の窓口みたいだ。指差して「ウノ」とかで全部済ませ、立派な会話(?)が成立していた。

そして、ホコテンを歩きながら、ホテルに戻り、シャワーとビール。ベランダから山を眺めながら気兼ねない食事。

この写真は、コルチナの象徴である尖塔。ここに来たら必ず撮る景色。

明日はハイキングです。

 

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