7月8日 11日目
終日雨。お土産を買ったり、墓地に行ってみたり。
日本で予約した時、今日までの連泊が取れてなかったので、一日だけ別のホテルを予約しておいた。早速移動しなきゃ。
朝起きると雨。ゆっくりと荷物をまとめて、チェックアウトすることにした。
予約したのは、すぐ隣のHotel Alpina。泊まったホテルの庭から階段を登ると、フローリアからの帰りにパスタを食べた店からすぐ建物に入れた。雨の中大荷物を持ってどこかで時間つぶしもいやなので、昼前だけどチェックインできるかも、と、フロントへ行くとチェックインできた。早速部屋に入ろうとしたが、カードキーの反応が悪くドアが開かない。フロントに戻り、「開かないんだけど、、、」。フロントのおねえさんはパソコンで調べてくれて「キーは大丈夫」と自信満々。部屋のドアの微妙なタイミングを計り、突入成功。と、ドアノブが外れた。ノブを止めるビスがユルユルだった。なんとかこれを直すと、やっと機能するようになった。ソフト面じゃなくハード面の問題だったのね(フロントのおねえさんの言う通り、カードキーは大丈夫だったけど、、、)。その他にも、あちこちの建付けが悪く、不気味な音のするドアや、風呂の栓の鎖はあっても肝心の栓がない、ベランダの排水穴が床面より高いなど、問題がいーっぱい。このホテル、ツアー客(特に日本人)が多い。クラブ○○○ズムとか○急交通社とかのバッジをつけた人とスーツケースが並んでいる。大丈夫なんだろうか?
ずっと部屋にいてもしょうがないので、出かけることにしたが、外は雨。ボソン氷河の下の方まで雲が降りてきている(写真)。多くのクライマー達が眠る墓地の中に日本人の中野融さんの墓があり、エーデルワイスが咲いているのを思い出した。安直に見られるかも、と不遜な考えで出かけたが、時期が合わないのか、らしきものはなかった。そのかわり、色々な店を廻って、じっくりとお土産を探す時間が取れた。
7月9日 12日目
帰国へ向けて移動開始
シャモニー→ジュネーブのバスは、9:15→11:15。ジュネーブ→コペンの飛行機は11:25発。同日では絶対間に合わない。そこでジュネーブに一泊して、ついでに市内観光というスケジュール。これは日本で調べておいた。天気は、雨のち曇り。
雲は相変わらず低く、雨が降っている。でも、移動日の雨には悔しい気持ちはしない。バスは駅前から出発した。 来る時とルートが違い、近くの村を巡り、モンブランエキスプレスの乗換駅のle Fayetの駅にも寄った。予定より遅れるのか?と思っていたら、高速に乗るとスイスイと走って拍子抜け。
ジュネーブでは、バスターミナルに寄るのはわかっていたので、今日は雨の中そこで降りた。ホテルは駅の近くで、たぶんあまり遠くない(ハズ)。途中インフォメーションを見つけ、確認してチェックイン。昼時だったので、近くのマックで腹ごしらえしてから市内散策に向かった。ここのマックは高い。日本円に直すと2~3千円だったような、、、。マックを出ると雨があがっていた。これも普段の行いの賜物だ(勝手に思ってなさい)。
まずは、レマン湖の噴水。飛行機からも見えるほど高い。良く見ると桟橋みたいなのが繋がっている。
テクテクと歩いていると、トウゾクカモメが一休み。
やっぱり近くまでいけそうだ。
案内板によると高さは120mもあるそうだ。他にも、電力会社がどうのこうの、とか説明が書いてあったけど忘れた。
妻が噴水に向かって歩き出した。
その時、風向きが向こうからこちらに変わり、大雨状態に。台風レポーターみたいになって帰ってきた。
せっかくなので、「噴水を飲んでみる」というような画を撮って遊んでみました。
相手がでかすぎて意外に難しい。
そのまま旧市街へと歩いた。なかなか落ち着いた感じの街だ。
美術館があったので入ってみた。
ざっと見るだけでも2時間くらいかかってしまった。もちろん中は撮影禁止。
教会もあるらしいので、歩いて行ってみた。市街からちょっと高くなった場所だった。これはそこから見た景色。右端にレマン湖の噴水。
青銅の尖塔がある。教会のワンポイントだ。
どうやら私達は裏から回ってきたらしい。ここまで来て、気がついた。
名前はサンピエール教会だ。と、やっとわかった。
ヨーロッパの教会のステンドグラスは美しい。
高いところにあるステンドグラスは、かなり細かい造りだ。
市内散策はこれぐらいにして、ホテルに戻ることにした。バスターミナルの辺りで、スーパーの袋を持った人を何人か見かけたので、来た方へ行ってみた。ところが、スーパーらしきものは見当たらず、Kioskのような店がある一角に入った。街角には派手目のおねえさんが立っている。後で調べてみたら、スイスでは娼婦は合法だそうだ。アルコールは今晩の分だけでいいので、Kioskでビールとミニチュア瓶を仕入れた。ホテルの近くにWasabiという名前のすし屋が繁盛してたのを思い出し、そちらへ向かった。テイクアウェイと店内と両方やっていて、ご飯も酢飯だから、ヨーロッパにしてはおいしい。が、高い。ちょっとした巻物でも¥2000くらいする。テイクアウェイを眺めていると日本人の店員が出てきた。だからおいしかったのね。
泊まったホテルは、その名もHotel Swiss。明日のことを考え、駅の近くで予約したけど、ここまで近いとは、、。
7月10-11日 13-14日目
帰国
昨日下見しておいた駅のホームへ行き、電車を待つ。空港までのチケットはホテルで貰った市内のパス。結局使ったのはこの時だけだった。曇りのち晴れ。
通勤時間帯だったので、結構多くの人が乗り降りする。入れ替わりで乗り込んだ。
この写真は、新聞を読む(正確には眺める)妻。空港までは一駅だ。
SKのカウンターが見つからないと思ったら、スイス航空のカウンターが代行していた。列に並ぶと、近くの係員に「自動チェックイン機でやってね」と言われたので、そちらへ向かう。最初の機械はSKの画面が出てこない。3つ目の機械でやっと出てきた。ところが、それからが大変。チケットナンバーを手入力、パスポートナンバーも手入力。出てきたクレームタグを持って列に並ぶ。窓口でそれらを照合して荷物を預ける。あんまり早くないような、、、。スキャンができる機械も少数あったみたいだが、、、うーむ、、、窓口の手間を省くのが目的だな。
搭乗は外に出て歩く。久しぶりだ。
デンマークに近づくと、晴れてきた。下には、島がたくさん見えてくる。この辺りは国道がフェリーだったりする。マニアの人は調べてみて。
コペンの乗り継ぎは約2時間。T2の付け根の喫煙所は暑い(外なので)けど、これからは半日吸えないから貴重な場所だ。向こうには成田行きの飛行機が居る。
成田行きで出た機内食。手前の肉団子は機内食には珍しく美味しかった。
この機内で、ビールとワインを頼んだ。値段はNKr110。行きのおつりのコインとほんの少しあった小銭を足してNKr104くらい。残りはカードでと言ってみたら、CAのおばちゃんは「これでいいわ」、と。ホンの¥120くらいだけど、なんとなく得した感じ。人間なんてこんなもんだね。
成田へ着いたら、いきなり33℃の世界が待っていた。
ヨーロッパへ避暑に行ってきた。と、聞くと凄そうだけど、一応自分で計画したヴィアフェラータとハイキング。楽しかったぁ!