5月3日 一日目
まだ明けやらぬうちに自宅を出発。天気はどうかなぁ、と高速を走っていく。車の後方から日が登ってきた。問題なさそうだ。
これまでぎりぎりまで天候判断をしてから予約を入れていた宿が3月で閉まった。そこで紹介された宿を早めに予約しておいた。だから、今回は天気を心配していたというわけ。
9:44バス発車-10:04三本滝ゲレンデ横切る-10:36屋根板登りはじめ-11:27位ヶ原-11:36大雪渓バス停手前-11:42目印の木-12:22肩の小屋-12:37お昼-13:21滑り始め-13:56位ヶ原-13:44ツアーコース入口-13:52位ヶ原急斜面-14:36ゲレンデ-14:43三本滝バス停
雪の多い今年、除雪が遅れ、春山バスの運行開始は4/29からだった。つまり、今日は始まって5日目。人も集中して6台も出た8:30のバスからこぼれてしまった。9:30のバスも何台も出すので準備が手間取り、発車したのは、9:44。
10:04。三本滝ゲレンデを通過。去年は全く雪がなかった。よく見ると休暇村方向のコース(正面に細く雪がある)も滑れそうだ。
道路脇の雪も高くなってきた。
位ヶ原山荘先の道路はまだ雪に覆われている。その上を歩いて屋根板の下で準備を整える。10:36
11:27。位ヶ原の段に上がってきた。
いつもは雪のない頂上部分にも雪が繋がっていそうだ。
11:36。大雪渓バス停の小屋が見えてきた。
左の小さいのがトイレ。まだ使えないんだろうな。
肩の小屋方向。
大、大、大斜面だ。雪も汚れてない。
今年は、カイトみたいなのを利用して登っている人がいる。うまく風を捉えるとスーッと登ってるけど、風の方向と登りたい方向がどうなんだろう?
頂上方向にはアリさんの大行列。始発便からだとバス何台分になるのか。
11:42。毎年出ている一本の木。
いつもここで一休み。
もう一人、カイトの人が居た。こちらの方が先生かな?青い人と呼ぼう。さっきの人は、緑の人。
風で右上に上り、左へトラバース気味に滑り、また風で右上へ、とジグザグに登って行くらしい。今日の風だとトータルすると歩くのより少し早い。もっと風があればずっと早くなるんだろうけど、今度は腕が耐えられるんだろうか?と余計な心配をした。
12:22。肩の小屋に着いた。
2800mくらいあるので、ここまでが結構苦しい。鞍部なのでかなり風が強い。
妻が石垣のところで荷物を置いた。あそこが風も少なく、絶景ポイントのようだ。
それがこれ。
蚕玉岳越しに頂上が見える。
乾いた椅子(岩だけど)に腰掛け、お昼にした。12:37
風で吹き飛ばされないよう、岩陰に置いたり、
袋のままにしたり、
毎年漬けてくれる梅干しと、
お茶。
それぞれ置いてあるところが違うので、一緒に写らない。
さて新兵器。小さな雲台を利用してビデオをブーツにセットできるようにした。元の動画はなかなかの迫力。
13:21。下りはじめ。
追っかけの画。アングルが変わっていいけど、前の人と進行方向が合わないと難しい。
ふつうにビデオを持ち替えて撮影。
雪質がいいのか、結構早い。
13:36。一番広いところへ出てきた。
そこを滑る妻。
力を抜くため、手を広げてから下げる、それを利用して曲がる。というレッスンを、、、。
と、一列縦隊で富士見岳方面へ向かう一団がいる。富士見岳のバーンを位ヶ原山荘へ滑り込むのかなぁ。
雪の真ん中に立つポールが見えてくると、
穂高が望める。
絵になるところに止まった。
位ヶ原急斜面に差し掛かる。13:44
横から撮ってみた。けっこう、サマになってるんじゃない。
とはいえ、急斜面下の案内看板には、13:52着。心を落ち着けるため斜面の途中で止まっていたりしたからね。
この看板、下から来た時に「ここでもう一回よく考えて」という意味もあるらしい。もっともこれが見つけられなかったら引き返せない、かも。
ここから下は、いわゆるツアーコース。
針葉樹林帯の中の切り開きを滑る。
傾斜も緩いのでスイスイと
でも、たまに急なところもある。を、過ぎたところ。
ちょっとだけ頂上方向、正確には高天原、が見えた。
ところが、最大の難所が、バス道路を歩き再びゲレンデに戻った部分。除雪された雪が小山を作ってる。妻は、転んで起き上がれず、歩いて降りてきた人に「手を貸しましょうか?」「いえ、頑張ってみます」14:36
先ほどの二人が見守る中、滑りだした。
もちろん滑ってしまえば歩くより早いので、途中で抜いて。
14:43。三本滝に到着。
次のバスは、15:54。
ゲートの係の人は、休暇村方面は雪が繋がってるけど、鈴蘭方面は雪が切れてる、と教えてくれた。休暇村へ下っても、同じバスで下ることになるので、ここでまったりタイム。幸い自販機があり、コーヒーも手に入る。
今日は、♨民宿にお泊り。
5月4日 二日目
今日も天気がいい。もう一回滑りに行こう。
地元に宿泊したので、朝食を7時にしてもらった。そそくさと観光センターまで移動。
8:32バス出発-10:20屋根板途中-10:31屋根板の上-11:10目印の木-11:38蚕玉岳途中-12:05肩の小屋へ向かう-12:12大雪渓バス停付近-12:18穂高が見える-12:29位ヶ原急斜面下-12:34⑤番標識-13:05ゲレンデ-13:22お昼
8:32。今日も素晴らしい天気。朝食が7時だから8:30のバスには余裕。
私たちが乗り込んだのは4台目。今日も大人数が向かう。
途中の雪壁。
屋根板が最初のステップ。みんな苦しい。10:20。
画面の右が妻。
目を移すと長ぁい縦列。バスで来るから、こうなるのはしょうがないね。
屋根板の上。10:31
雲が鮮やかだ。
ひたすら登り、大雪渓に入った所にある目印の木。11:10
頂上方向。少し雲が出てきたかも。
途中で靴擦れ防止の処置をしている間に、先行する妻。
昨日登ってきたので、順応ができているのか、そんなに苦しくない。そこで、今日は頂上方向へ少し登ってみた。ショートカットしようとしたが、硬い雪の上に重い新雪が斑に積もり、凸凹。写真の少し暗く見えるところ。傾斜もきつくなり始めたので。今日はここまで。11:38
ちょっと下にいた妻へ、肩の小屋方向へトラバースを伝えた。
大雪渓にはまだまだアリンコが
肩の小屋が見えてきた。
上へは大縦列。
12:05。シールを外して準備完了。ここから滑ります。
しばらく追っかけで撮ってみました。
12:12。大雪渓下から位ヶ原へ。
傾斜が緩んでリラックス。
富士見岳方向もいいバーン。ただし、斑。
今度一度行ってみようか?
今日も穂高が望める。12:18
スポットがあたった手前もきれいだ。
頂上方向。
シュプールが増えた。
大雪渓、肩の小屋方向。
無立木の大斜面、とはこのこと。
位ヶ原を快調に滑る。
位ヶ原下の例の看板。
昨日より早く降りてきた。12:29。
やったぁ!
これで一安心。
ラクチン緩斜面。
コースわきのアオモリトドマツ。
明るい。
12:34。5番標識通過。
だいぶ慣れたね。
13:05。三本滝ゲレンデまで下ってきた。
「二」本滝になってるけど、、、。
13:22。昨日、ホットコーヒーが手に入るのは判っていたので、今日はパンでお昼だ。13:54のバスにも余裕で乗れる。
観光センターに着いても時間がある。以前泊まっていた宿の方に連絡を取り、行ってみることにした。宿や自宅に置いてあった調度品を整理販売するための準備中だった。それならば、と、気に入った物を譲ってもらった。値段は相場でではなくその場で、だった。
今日も、♨民宿に泊まり。