5月20日
GW前半に来た時は天気が悪くて上に行けなかった。なかなか時間も取れずにいたけど、意を決して、、、。
5/15からは岐阜県側から畳平までのバスが開通している。長野県側と岐阜県側からと一日ずつ行くつもりでいた。しかし、翌21日は大雨の予報。準備していたテントをあきらめ、いつもの民宿へ転身、嵐を凌いだ。つまり、楽ちんバックカントリー。
これは、ドロップポイントから眺めた画。
8:30乗鞍高原観光センター発-9:10位ヶ原山荘着-9:36登山口発-10:31大雪渓手前-10:36舗装道路をシールで横断、休憩-10:50再出発-12:27稜線-12:44ドロップ-12:53大雪渓バス停下、お昼13:33-13:42登山口着-位ヶ原山荘でまったり-15:39バス発車
なぜかここしばらくカシオのスマートウォッチからYAMAPの記録が取れない。だから、このログは作図です。
観光センターから山を見上げる。上は雲を抜けているようだ。
8:30。定刻通り一番バスが発車。乗客は、ボーダーが2人。スキーは私とガイド山スキー4人、登山2人、それと、雪見の台湾か中国のカップル。
途中、三本滝ゲレンデには雪がない。
必然的に、下りは位ヶ原山荘まで。
位ヶ原山荘には9:10頃到着。登山届を出し、トイレで○○を出し、9:21歩き出す。
道路脇の低いところから雪の上に移り、シールを貼り、顔に日焼け止めを塗り、歩き出す。9:36。
雪質は、春の水っぽい雪、シールが効きにくいのでたくさんジグを切ることに。屋根板を登るだけで体力消耗。
10:31。位ヶ原を過ぎ、大雪渓バス停が近づいてきた。6月に入ると、バスがここまで上がるらしい。(追記:23日に試運転が行われ、その結果、25日から運行を開始するそうだ。)登りが減って楽にはなるけど、その分滑走距離も減るし、雪質もさらに悪くなる。微妙なところだ。
上へ行くには道路を横切る。面倒くさいのでシールのまま渡る。そっとね。10:37
急ピッチで進む除雪作業。ブルにユンボ、それにロータリーが盛大に雪を飛ばしてフル稼働。
そのチョット左には、いつも目印にしている木が出ている。GWの雪が多い時は先っちょしか出ていない。
ここで軽く行動食。けっこう膨らんできた。標高は2,600mチョイ。
一足先に登山者が出発。まだ、天気は崩れてこない。私も、そろそろ出発しよう。10:50。
登るルートは、この方たちが向かう方向から右の白いピーク(朝日岳)と真ん中のピーク(͡蚕玉岳)の間を左上していく。この稜線に上がる部分が空気も薄くなるのでキツイ。
12:27。強風の蚕玉岳と頂上の鞍部に着いた。
あぁ疲れた!
稜線の岐阜県側。融け始めた権現池が小っちゃく見える。
頂上は、もともと石だらけ。畳平から来た人達だろう。何人も姿が見える。
頂上小屋のすぐ下は、スキーで通れそうもない。
穂高方面を写していると、急に雲が下がってきた。
右の谷が岳沢で、晴れていれば槍が中央に見える。
それならば、ここからドロップしよう。風に飛ばされないようにシールを外す
12:44。滑りだした。
ガクンとしたショックで、メットにつけたビデオが真下を向いてしまった。しかもそのショックでメットがズレて、私もこけた。稜線を歩く登山者に見られてしまった。この斜面を滑る間は、板と自分の体しか映っていなかった😞
今、降りてきた所を見上げる。
この直前に、カメラが下を向いているのに気が付いた。
このまま下へ降りると除雪された道路に出てしまうので、ここから大雪渓方向へトラバース。
と、前方のハイマツ帯から、雷鳥が滑空していった。ちょっと距離があるのでビデオには写ってないけど、野生のを見たのは初めてかも。
ここが夏まで残る大雪渓。どの範囲が残るのか知らないが、スキーの練習に来る人がけっこういるそうだ。
12:53。道路を渡り、滑ったところを振り返って見た。真ん中を滑って画面の右へトラバース。
13:06。シールを干しながら、お昼にした。
実はこれが悲劇を招く。
持ってきたパンの袋がパンッパンッ!
13:33。さて、20分もあれば小屋まで下れるだろう、と再出発。
ビデオにワイコンを着けてみたけど、あまり感じは変わらない。
そのまま進むと、道路にぶち当たる。
それに、位ヶ原山荘は左下方向なので、そちらへトラバース。
正面に穂高方面の山が見える。
位ヶ原山荘は道路が左カーブで見えなくなる辺り。
これがメットに乗せたビデオ、の影。
登山口まで下ってきた。
ギリギリまで滑って終了。13:42。
この時わずか数分前にバスが出ていた。私は、てっきり14時半頃のバスがあると思っていた。ところが、12時半、13時半の後は15時半ころだった。これが、悲劇の始まり。
悲劇の続きは、とりあえずコーヒーでも、と小屋に入ると、「ちょっと留守にします。」、、、。2時間近くをブラブラすることとなった。
そうこうするうちに、今朝のバスで一緒だった方々が降りてきた。「コーヒーでも、、、」
「留守だそうです」
「、、、」
なぜか雪見の台湾だか中国だかのカップルも道路を歩いてきた。6時間も雪見に行ってたんだろうか?
そうこうするうちに、15:39、バスが発車。
今朝と同じ車掌さんだった。
5月21日
昨夜は夜中から目が覚める程の嵐だった。やはりテント泊にしなくてよかった。
しかし、この天気では、飛騨側に行ってもしょうがない。めったに行けない(行かない)自然保護センターを見学に行った。だんだん小降りになってきたので、水芭蕉の咲いてるどじょう池などに行ってみた。
雲間から乗鞍が見え始めた。
GWには小っちゃかった水芭蕉と逆さ乗鞍を撮ってみた。そんなことをしているともう11:00近く。松本で蕎麦でも食べて帰ることにしよう。
私の今シーズン山スキーの営業は終了しました。来年のお越しをお待ちしています。ってとこだね。