1983年8月7日‐9日
五十沢(越後山塊) 沢登り T君
五十沢とは”行かず沢”から名づけられた名前。ほとんど記録のない沢を友人と二人で挑戦しましたが、、、。
入ってすぐ、雪崩で磨かれた両岸が切り立ち、V字谷の底には深い淵。側壁は行けそうにないし、、、。
その先には、空中を落ちる滝。
滝壺を泳ぎ、向かって右の岩から取りつき、なんとか抜けました。
その先には、深い淵。ザイルが流れに引き込まれ、泳ぐのも大変。
この後、あと1ピッチのトラバースと1ピッチの懸垂で猫の額くらいの河原へ降りられるところまでたどり着いた。そこで雷雨となり、狭いテラスでずぶぬれのまま待機。沢の側壁にL字に落雷するのを見て、脱出を決め、沢を下り始めた。流されるように泳ぎ、滝に飛び込み、逃げ出しました。遡行開始地点まで戻ると、膝くらいまでの深さだったのが首までの深さに増水(驚)。
記録は
8月7日 1日目
22:07 上野
8月8日 2日目
3:42 六日町着 仮眠
6:30 タクシー
7:00 五十沢キャンプ場発
8:30 2合目
12:00 イケズ尾根で天候待ち
14:30 土砂降りのためあきらめて下降
16:00 2合目
17:00 岩小屋でビバーク
8月9日 3日目
5:30 起床
7:00 出発
8:30 3合目 入道雲高く引き返す
11:30 五十沢小前バス停
12:26 発
15:24 六日町発
19:30 上野着、雷のため1時間遅れ
21:00 帰宅