11月2日
中央線の列車からもけっこう目立つが、見た目は特徴がない。
予め調べた寂ショウ尾根(ショウの字は難しいのでカタカナ)から登れば、変化にとんだルートがとれる。さらにこの日は、富士山に雲海、紅葉も見られた。
8:47桜公園-8:58寂ショウ苑入り口-9:29大鹿林道-10:29岩っぽいところ-11:01尾根-11:23頂上、お昼11:59-12:16大谷ヶ丸分岐-12:44迂回ルート分岐-13:00真っ赤な紅葉-13:42ズミ沢登山口-14:11桜公園
より大きな地図で 2014_11_02滝子山 を表示
8:47。桜公園の一角に車を止め、出発。準備をする間にも、笹子駅から歩いてきた人たちが通る。
8:58。間もなく「寂ショウ○」と書かれた看板がある。○は読めないけど、、、。
ここを右折して登って行く。
9:03。「寂ショウ苑」に到着。ここは別荘のようでもあるけど、山小屋を作る会(だったかな?)の表示もあったので、共同で使っている小屋なのかも。
そのまま行き過ぎそうになったが、確かネットでは「曲がる」みたいなことが書いてあった。
やはり建物の反対側に、倒れた「滝子山」の矢印看板やかすれた「寂ショウ尾根」の看板を見つけた。
9:29。トコトコ登り、途中、相当バテ気味のおばさんを抜き大鹿林道に出る。この直前、スマホや携帯の緊急通報が鳴ってビックリ!さすがに、この辺り津波はないだろうな、だけど富士山噴火は?とか思いながら、画面を確認。”訓練”でした。しかし、出先でも受信できることがわかり一安心。
上の写真の側壁の端っこから、この標識に導かれ、
尾根に取りつく。
急だったり緩くなったりを一時間ほど繰り返すと、なんか岩っぽいところに出てきた。10:29。
ここからは、ちょっとした岩登り気分を味わいながら登る。
10:47。しばらくすると見晴らしのいいところに出た。紅葉も綺麗!
ただ、朝より曇ってきた。
振り返ると富士山だ。
この後も岩っぽいところが続き、道端にはイワカガミがたくさんあった。開花時期にはそちらも見事だろう。
11:01。稜線に到着。看板や表示が杭ではなく地面に集まっている。風か雪で落とされたのを誰かが置いてくれたんだね。
「滑落多発!危険、寂ショウ尾根」。登った後に知らされても、って気もするけど、下りに使うなら気を付けましょう、ってことね。
滝子山の頂上はあのピークの向こうだ。
11:16。途中、甲府盆地が見えた。
一面の雲海!
こんなすごいのはめったに見られないと思う。
下に居れば、ただの曇りだろうけどね。
11:23。頂上に到着。
頂上には、看板が二つ。良く見ると標高が違う。
左は1610m、右は1620m。間隔は1~2mくらい。
わずか3歩で標高差10m。これはお得だ。(そっちかい!)
富士山を見ながらお昼にした。
ところが、富士山とその下流には、雲が沸いていた。
本体には傘雲。
下流にはつるし雲。
どちらも、天気が下り坂の時に出る雲。
11:59。反対側から下りにかかる。
12:05。直ぐに鎮西ヶ池方面への分岐。
12:10。鎮西ヶ池は山の途中。でも「山頂」って書いてある不思議な場所だ。しかも良く見ないと池がわからない。ひしゃくが置いてあるので飲めるんだろうけど、ほぼ溜まり水、飲みたくない。
12:16。大谷ヶ丸への分岐を通過。
この辺りから気持ちの良い防火帯を歩く。
大谷ヶ丸方面の斜面はカラマツの黄葉が美しい。日が差してれば、もっと綺麗なのに、、、。
沢沿いの路に出てしばらくすると、紅葉地帯に出てきた。12:40。
その下を気持ちよく歩く。
12:44。沢沿いの道と迂回ルートの分岐。迷わず難路と書いてある沢ルートへ。
上の写真にも写ってるけど、かなり大きい ウラシマソウか何かの実がなっていた。
やはりこちらの道が正解!
紅葉に埋まる渓谷や、
ナメ滝、
下流方向は紅葉真っ只中。
12:55。大きな滝だが、登れそう。
この辺り、沢登りで来ても楽しめそうだ。
13:00。一段と鮮やかな紅葉があった。
13:42。休憩場所がなかなか見つからず、気がつけば林道の直前だった。一応そこで休んだ後、林道と合流。
ここからしばらく舗装された林道歩き。
14:11。桜公園に到着。
岩登り気分、雲海、富士山、紅葉と変化に富むコースを味わえた。今度は、イワカガミの時期や、沢登りという名前の避暑にもいいかもね。