10月9 

2016年5月、乗鞍が悪天だったので、樹林帯を登れるところと考えて偵察に来たことがあった。本チャンはなかなか来れなかったけど、今回はまれにみる好天。普段の行いがモノをいう、、、(* ̄▽ ̄)フフフッ♪。

こっち方面へ来るときは自宅出発が4時半ころ。山梨県に入ると北岳に朝日があたりだした。いい天気だ、と思っていたら、諏訪辺りから暗雲が、、、。ところが、沢渡辺りからは急速に雲が取れ、結果、ドピーカンに。

 

9:24登山口-10:11樹林帯-10:55広場-11:06下堀沢の展望地-12:13南峰北峰鞍部-12:23上高地ルートと合流-12:29北峰頂上-12:41頂上脇のピーク-12:46頂上を去る-13:04南峰北峰鞍部-13:28下りはじめ-14:06下堀沢の展望地-15:03急登最下部-15:09登山口

登山口駐車場はすでに空きがない。少し上のカーブの膨らみに路駐して歩きで戻った。その間も、一台、また一台と車が登ってくる。みんなだんだん遠くなるんだろう。紅葉の時期は、平日でも凄いなぁ。

9:24。登山道へ

入ってすぐ、豚コの注意が貼ってある。イノシシには既に蔓延してるんだろうな。帰りに、アスファルトの上で靴をパンパンしよう(→ハプニングで忘れた)。

急登の中にチョット平らな部分があり、立ったまま休憩。苔がキレイ。10:11

10:55、広場。

この手前辺りから、展望が開け、紅葉と青空でバエな景色になってきた。

11:08。下堀沢の展望地に出た。2016年に来たのはここまでだ。前穂から奥穂への吊尾根が見えるとは知らなかった。(霞沢岳と思っていたのはナイショです)

登る方向には、笹の上に紅葉。東北の山のようだ。

11:56。石ゴロの上に出てきた。眩しいのでサングラスをかける。なかなかバエる画になる。後で見た本人は、「青を着なけりゃよかった」。

この山はシラタマノキが多い。丈が低いので青空バックの画が撮れないぞ。

12:13。北峰と南峰の鞍部に到着。これは南峰、登山禁止だそうだ。

私は、噴火のせいかな?と思っていたけど、煙を吐いてない。後で調べたら、崩れやすいから、だそうだ。

その右には火口湖、と、さらに右に噴火口らしき巨大な穴。

底が見えないと覗きたくなるね。

北峰からの岩場の切れ目から見える笠ヶ岳。

この山も、どこから見てもよくわかる。

北峰直下の噴気孔。隣の岩が硫黄まみれだ。妻がウケていた。

この岩、そんなに温泉に浸かりたいわけじゃないだろうけど、、、。

12:23。上高地からのルートと合流。

右下には帝国ホテルも見える。奥穂の左奥には槍(左写真)

一か所手を使う登りを経て、12:29。頂上着。タッチしたら倒れそうだったので、すぐに手を離した。

頂上からは360度の展望。

甲斐駒の脇にはちょっぴりだけど、富士山まで見える。

北沢峠を経て、右には日本第2位の北岳、と、さらに右には第3位の間ノ岳。つまり1,2,3位が見える。

右に振れば、遠くに中央アルプス、たぶん木曽駒、と、手前、画面ギリ右のピークが乗鞍。

木曾駒の雷鳥はこの間を飛んだんだろうか?

南峰を過ぎて、遠くに白山。

笠ヶ岳

奥の方には黒部五郎だろうか?雲の平近くの山だろうな。一度は行きたい。

12:41。すぐ脇の岩のピークに行ってきた。霞沢岳をbackに凄いところを登ったように見える。

私もスマホで撮ってもらった。意味はないけど穂高を足蹴に「ガオー!」

 

頂上には、いろんな国からやってきた人がいた。その中にイスラエルからのカップルがいて「Nakano, Bus」と聞きまわっていた。周りの日本人は教えてあげたいけどそれが理解できない。と、突然私が「中の湯?」とひらめいた。

私:「中の湯へ行く道を知りたいの?」

カップルの女性:「そう」

私:「このピークを廻って、あそこに見える道が中の湯へ下る道だよ。」

妻:「この地図(私の持っている紙の地図)をあげたら?」

カップルの女性:「スマホがあるから大丈夫」

私達:「素敵な日を」

周りの人の中には「バスは温泉のBathじゃないか?」と言っていたのを妻が聞いたそうだ。(後で、Busだったことが判明)

12:46。頂上は人が多いので、少し下ってお昼にしよう。

後ろのピンクの服の人も外国の方(会話をしなかったけど、たぶん中国とか東南アジア)。

上高地ルートと分かれて中の湯方面へ。

あの人たちは読めないだろうな。せめてローマ字、、、。

13:04。北峰南峰のコルでお昼を食べ始めると、頂上に、「その格好で来るかぁ(欧米人だなぁ)」という女性が見えた。足も長くモデルみたいな歩き方だなぁ、、、。でもさすがに寒いのか上着を羽織った。

13:28。イスラエルのカップルを見送り、私達も下る。

この後すぐに追い越した。イスラエルの言葉は、けんかしてるみたいに聞こえた。

アカモノ、コケモモ、クロマメノキと秋は実が多い。

国立公園内では言えないけれど、行動食が生っている、、、。

下堀沢展望地を通過。14:06

往きでも抜かした男性二人組を追い抜き、15:03、最後の急登を下る。

この方たちの一人は療養中でもあり、頂上まで登らなかったそうだ。しばらく、一緒に下りながら話をして、山登りで体力をつけるように考えてくれそうだ。

そして、15:09。登山道入り口到着。

この後、車で通過しようとすると、イスラエルのカップルが降りてきたところへ遭遇。妻が話しかけた。

妻:「中の湯へはそこの道を」

カップル:「平湯、、、」

私が呼ばれた。

私:「平湯へ行くバスに乗りたいの?」

カップル:「そう、バス停に、、、」

自分たちの車でバス停まで乗せることにした。

バスはBusだった。

彼らは、28日まで日本に滞在し、高山、金沢、京都、熊野古道などを巡るそうだ。

妻が、日本の印象を聞いてみた。

「Kirei」、「???」

スマホで見せてくれた。「きれい」、日本語だった。→→→豚コ対策は頭から吹っ飛んでいた。

 

今日の泊りは、日本秘湯を守る会スタンプを十個貯めて予約した坂巻♨。

「先ず、イワナの塩焼。これは、頭としっぽを持ってガブッと行ってください。二番目には鯉こくを、、、」

食べ方と順番を指定された。が、それを守る価値が充分ある。美味しい!

 食事中、隣り合わせたベテランの女性二人組と話が弾み、明日、途中の新島々までお送りすることになった。

 

今回は、いろんな人と会話して、車に乗せてあげて、という交流の多い旅だったなぁ。

 

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