7月2日
東京を出る時から天候がイマイチ。しかし、例のオト休チケットなので、そのまま出発。
米沢に着くと、雨ではない。予報は明日の方が悪い。となれば、宿に荷物を置き、今日は行けるとこまで行こう。
天元台リフト終点-大凹-梵天岩手前13:31-梵天岩13:45昼食-人形石15:08-リフト15:50ころ
リフトを乗り継ぎ、終点からそそくさと歩き出した。夏道はかもしか展望台を経て一度稜線に上がり、大凹に一旦下り、そこからまた登る。視界が開けると、やっと撮影の余裕が出てきた。13:31。このあたり、斜面だけど湿地のような場所。イワイチョウを見上げる角度から撮影できた。
同じくチングルマの群落を見上げる。
13:45。梵天岩に到着。妻も高山植物を撮影しながら登ってきたので、梵天岩の下に差し掛かったところだ。
梵天岩はぐるっと巻くように登山道がついている。
西吾妻はまだ先だけど、もうおなかがペコペコ。
ここでお昼になりました。
おなかがいっぱいになると、頂上へ向かう気力が失せた、わけではなく、帰りのリフトが16:00までなので、それに間に合うように下ろう、という理由が正しい、、、ことにしておこう。
14:44。大凹手前は1~2メートルほどもある大きな石がゴーロゴロ。こういう所をゴーロという ←なんとわかりやすい解説だ。
ところが、我々はリフト乗り場へまっすぐには向かわなかった。ここは人形石15:08。
いわゆるブルーベリーの花。
チングルマの綿毛がクルマになりきらず、まだ丸まっていた。梵天岩付近のチングルマは咲いたばかりだったので、こちらの方が雪解けが早いんだろう。
リフト乗り場へ向かう樹林帯で見た花。
名前何だっけ?
あとはひたすら樹林帯を下る。といっても時間はたいしたことはない。
15:44。人形石とかもしか展望台の分岐に到着。あとはリフト、ロープウェイを乗り継いで温泉、温泉。
それでは、温泉紹介に移ります。
今日の宿は、白布温泉西屋さん。隣の中屋、さらに隣の東屋は以前、火事で焼けてしまい、昔ながらの茅葺が残っているのは、ここだけ。
玄関脇の手水鉢(たぶん)。
苔蒸した鉢と周りにはミズ(ウワバミソウ)。「おいしそう」という感想を抱く人は山菜好き。
ここは秘湯を守る会の宿。
スタンプをゲット。
我々の泊まった部屋は、昭和初期に建てられた(と聞いたような気がする)、趣のある部屋。
若い子たちには、古いとか暗い、とか言われそうだが、私たちには問題ない。
中庭を挟み向かい側にはお風呂。
半透明の仕切りの向こうが通路。
右端に男湯入り口の暖簾がちょっと見えている。
その通路は渡り廊下。スノコの下には風呂から掛け流されたお湯が怒涛のように流れている。冬でも暖かいだろうし、中庭の雪も融かせる、、、と思う。
男湯入り口。
中には、豪快な湯滝がある。立って湯をあてないと、強すぎるくらい。
宿に着いてすぐ、寝る前、翌朝と楽しませてもらいました。
7月3日
山の天気は昨日より悪い、という情報を手に入れたので、福島側なら少しはいいかも?と山を越えて走るうち、「雄国沼」の案内看板があちこちに出ていた。そういえば、ニッコウキスゲの時期だ。と、急遽行ってみることにした。
この時期は山麓駐車場から先は一般車進入禁止。シャトルバスの順番待ちに1時間。金沢峠のシャトルバス終点には、11:10ころ着。
これはそこにある案内図。
案内図の向こうには、雄国沼と黄色い絨毯が広がる。
階段を下り、10分ほどで沼のほとりを廻る遊歩道に到着。
一面に広がるニッコウキスゲ。これだけの規模は初めてかも。
一人しか歩いてないように写したけど、実はかなり大勢歩いている。
グループが多いので、みんな固まって歩いているから、切れ目をぬって撮影。
水面までずぅーーっと、ニッコウキスゲ。
水面をバックに。
峠に戻ると下界がよく見える。
写真ではわかりにくいけど、喜多方方向。
11:53。シャトルバスが登ってきた。その折り返しのバスで下山。喜多方ラーメンを食べに行こう。そのあと、湯川村まで出かけた。けど、用は足らずじまい。
今日の泊まりは、大平♨滝見屋さん。
ここへ到達するのは意外と大変。車一台がやっとの道をたどり、駐車場から山道を下ること20分。17:19到着。
その駐車場辺りでは大雨だった。車の中で雨具を着用して歩いてました。
玄関手前に、草に埋もれた鉄梯子を発見。
そのわきには、ほとんど読めない案内板。
天元台に通じる登山道らしい。けど、この様子だとほとんど廃道に近いだろう。草の生い茂るこの時期には歩きたくないなぁ。
部屋に案内され外を見ると、峡谷の宿というのがよくわかる。
聳える岩壁、鬱蒼とした原生林。
手前に視線を移すと、
手すりの下に渓谷を見下ろすことができる。
まるで源流の上に居るようだ。
身を乗り出すと、真下に露天風呂が望める。
半透明のポリ波板で目隠しになっているのは、女性用。
入口ののれん。ここから先は撮影できませんでした。
その左には男用露天風呂。あの波板は目隠しとしての役に立っているのか?ほぼ丸見え状態。まあ、見たからって楽しいものではないけど、、、。
男湯の入口。
札が光ってる。リニューアルしたのかな?
お湯の出口は、プチ間欠泉。
ゴボゴボ湧く、ではなく少ぉしだけ吹く、けど吹き上がらない。
微妙だけど楽しい。
すぐ脇には渓流。
風呂場から竿を出せば岩魚が釣れる、、、かも知れない。
そして内湯。
分析表は手書き。
なかなかいいなぁ。
2号泉の案内。
端がめくれてるところが、もっといいなぁ。
お湯は透明で、
窓の外は先ほどの川の支流。
こちらも雰囲気抜群。
火焔の滝が見えると案内があったので、探してみた。
写真真中の白いスジのようなものがそれ。かなり距離があるけど、近くへ行けば大きな滝だろう。
ここも秘湯を守る会の宿。
しっかりとスタンプをいただきました。
夕食は山菜や岩魚。
こういう地の物を生かした料理はいいなぁ。
7月4日
朝風呂、朝食を済ませ、出発の準備を終え、フロントに降りてきた。宿の人たちは朝ごはん中。と、お客さんが到着。私たちが取り次いだ。宿の人たちもビックリ!この方、私たちと同じ市内から来ていたので、さらに、ビックリ!駐車場には7:30ころには着いていたはず。その時間に駐車場に着くには夜中に車を飛ばして来た、とのこと。かなりのマニアと見た。
そんな出来事の後、出発は9:00でした。
昨日は雨の中、撮影ができなかったつり橋を渡る。
反対側(宿に向かう時に見る方)には、こんな表示が、、、。